プレイヤーは王国の騎士となり、盗まれたものを取り返して来ました! やった! 解決!
でもね、ここの騎士たちはズルかったのです。つまりは、他のプレイヤーの手柄もほしかったんですね。
元々盗んだのは大どろぼうですが、ここでは出てきません。次回作「大どろぼうは街影に」で出てきます。
自分の手札から出した2枚のカードを、みんなで取り合います。
各カードに1枚ずつカードを出していきますが、最後に出したプレイヤーだけがそのカードをもらえます。
ただし、上に出したカードの数字を合計していき、取り合っているカードの合計数を超えてはいけません。
16枚の限られたカードの中で、何が出されて、残りがなんなのか、手札の枚数は? そういったことから相手の手札を推理する、時には度胸が必要になるカードゲームです。
『大どろぼうとズルい騎士』は2~4人で遊べるカードゲームです。
各プレイヤー1~16の同じカードを使って遊びます。
※2人で遊ぶ場合、変更点があります。メインゲーム説明後に記載しています(だいぶ下の方です)
内容物:
カード 64枚(4色、各16枚ずつ)
ブタコマ 4個
ルール
通常のルール説明とは異なり、「1回やってみよう」という感じでの説明となります。
インストをそのまま聞いている感覚で読んでください。
どうしても細かいルールが気になる場合は、付属のルールを読んでください。
箱を開けると、4色16枚ずつのカードとぶたのコマが4つ入っています。
各プレイヤーは、ブタコマ1つといずれかの色、1色のカード16枚をすべて受け取ってください。
受け取ったらカードはこんな感じ。
カードは2つに分かれていて、上半分が騎士、下半分が取り返した盗品になります。盗品を示す際には横向けに置くので、横向きに数字が書かれています。
カードはそれぞれ裏向けてよく混ぜ、各自の山札とします。
ゲームは3ラウンドからなります。
各ラウンドでは、以下のように勧めてください。
自分の山札から5枚引いてください。
これは全員、それぞれで行ってください。誰かを待つ必要はありません。
引いた5枚はこんな手札でした。自分だけで見てくださいね。
手札から2枚を選んで、裏向けて自分の前に置いてください。一旦どれでもいいです。数字が大きいと説明しやすいです。
後、手札はずっと他の人から分からないようにしてくださいね。
出した2枚を全員で一斉に表向けます。
出したカード2枚の数字を合計して最も大きい人が最初に手番を行います。以降、時計回りに回ります。
もし、合計の数字が同じだった場合は、それらのプレイヤーでじゃんけんしてください。
この表向けた2枚が「あなたが回収した盗品」です。他のプレイヤーに取られないようにして、他のプレイヤーの盗品を取っちゃいましょう。
大どろぼう! 名前はまだない(ぇ
プレイヤーは王国の騎士となり、盗まれたものを取り返して来ました! やった! 解決!
でもね、ここの騎士たちはズルかったのです。つまりは、他のプレイヤーの手柄もほしかったんですね。
最初に出した2枚のカードは、それら騎士たちが取り返してきた盗品です。ゲーム上は得点になるカードです(以下、得点カードと言います)
数字がそのまま得点になるので、最低1点、最大で16点にもなってしまいます。出すカードは慎重に!
上の図だと、最大の合計数の赤のプレイヤーから手番を始めます。
手番は時計回りに回ります。2位以降の合計は関係ありません。
最初に出した2枚のカードは、それら騎士たちが取り返してきた盗品です。ゲーム上は、その額面が得点になるカードです(以下、得点カードと言います)
そのため、最低1点、最大で16点にもなってしまいます。実際は、出すカードを慎重に選んでください!
出したカードは横向きにして盗品を現わします。上の図のように、数字はほかのプレイヤーに向けてください。
手番では手札から1枚選び、『得点カード(最初にそれぞれで出されたカード)』のいずれかの上に置きます。自分の得点カードでも構いません。
この時、制限があります。
・得点カードより大きな数字のカードは出せない。
・さらに、すでにカードを出されているカードにさらに追加してカードを出せます。
・ただし、『出しているカードの数字の合計』が得点カードの数字を越えてはいけません。
つまり、上の例だと、8のカードには、何枚でもカードを出せますが、その数字の合計が8までしか出せません。写真のように同じ数字である、8のカードを出しておけば、後から追加してカードを置かれることはありませんね。
でも、中途半端だとこのように上から出されてしまいます。
カードは自分のところに出すことも出来ます。手柄を守るのです!
こうして1枚ずつ時計回りに出していって、全員の手札が無くなるか、出せなくなったらラウンドが終了します。
ラウンドが終了したら、得点カードの分配です。
それぞれ、得点カードを取っていくのですが、取れるのは『最後にカードを出したプレイヤー』です。数字の大小は関係ありません!
上図の例です。
誰もカードを出していないカードは、手柄は自動的に守られて、出したプレイヤー(この場合は黒のプレイヤー)の得点となります。
左のカードでは、多くのプレイヤーがカードを出しましたが、最後に出した黄色のプレイヤーが15点のカードを取れます。
この時、もし、手札から出せないカードが出てしまった場合、ものすごく残念!
その数字分、ゲーム終了時に減点となります。この例だと12点も引かれてしまいます。
取ったカードは自分の前に得点カードは表向き、マイナス点となる残った手札は裏向きに置きます。
おっと、この図だと、それより上の例とカードが違いますね。写真の都合です。すみません。
こうして、得点カードの分配が終わったら、得点ではない使ったカードをまとめてテーブルの脇に置きます。混ざらないように注意してください。
そして、ラウンドの初めから同様に行います。
さっき使った5枚、覚えてますよね? それらを踏まえて第2ラウンドです。
合計3ラウンド行ってゲーム終了です。
終わったら、得点カードの合計得点を数えて、一番集めたプレイヤーが勝利します。
ここまではいいですか? これらが基本的な動きになります。
さらに2つ、説明していなかったルールがあります。もうちょっとだけ続きます。
写真にちらちら写っていた『ブタコマ』の説明です。
ブタは騎士を補佐する助手です。
プレイヤーがカードを出すときに一緒に出して、カードの数字を+1します。上の例だと7として扱います。
得点カードを取る時、出されたブタコマは、得点カードの元の持ち主(この場合なら黄色いプレイヤー)が受け取ります。
2ラウンド目以降、2つ以上のブタコマを持ったり、ブタコマを持たなかったりします。
『ぶたコマ』は以下のルールがあります。
・カードの数字を+1だけします。
・カード1枚に付き、1つしか出せません。
・ゲーム終了時に持っていれば1個に付き2点になります。
・自分の得点カードにカードを出すときには使えません。
2つ目です。
このゲームはカードを5枚ずつ使って3ラウンド行います。カードは1~16なので1枚余ります。
ゲームの最初に1枚だけ、自分の山札の一番下のカードをこうやって横に向けておきます。というのは…
ゲーム中、一度だけ、いつでもそれを引くことが出来ます。
もちろん追加の手札として扱います。
「今回、得点カードに比べて、みんな出すカードが小さいな」と思ったりしたら、引いちゃいましょう。
でも気を付けてください。
使えなかったら、他のカード同様マイナス点になります。
大丈夫です。安心してください。これまで使ったカードを覚えて置けば、残った1枚が何か、大体わかるでしょ?(オボエテマセン
でも覚えたら、少しだけ有利になるかもしれません。
ゲーム終了まで引かないこともできます。その場合、残った1枚は得点にも、失点にもなりません。
いつでも! なので、ラウンドの最初、手札から2枚出すときに引いてしまっても構いません。
その場合は6枚から選びます。でも大丈夫? 判断早すぎない?
加えて、引いたプレイヤーはカードを出す枚数が1枚増えます。
手札がないプレイヤーは、手番が自動的にパスされます。手札がある限り、パスはできませんので注意してください。
ルールは以上です。
こうして3ラウンド終了後、得点が高いプレイヤーが勝ちます。
いつ引くのか、出す2枚はどうするのか?
他のプレイヤーが残しているカードは何か。
周りと手札と相談しつつ、うまく得点を集めましょう!
2人用ルール変更点
▼ゲームの準備のとき、追加で以下を行ってください。
・ゲームの準備の最後に、使わないカードから1色取り、1~5のカードを箱に戻します。
・残ったカードを裏向きによく混ぜて山札とし、対戦相手との間に置きます。これを『追加山札』と言います。
▼ゲームを遊ぶときに以下を追加します。
各ラウンドの最初に『追加山札』からカードを1枚引き、表向けて置きます。これは『追加盗品カード』といいます。これは、各プレイヤーが自分の山札からカードを引くより前に行うことに注意してください。
そして、プレイヤーがカードを置くときに、『追加盗品カード』の上にもカードを出せます。置くための条件は変わりません。
得点も他の得点用のカードと同様です。もし誰もこれにカードを置いていない場合は、「追加盗品カード」の山札の下に戻します。
注意:ブタコマをこの「追加盗品カード」に置くことはできません。
おまけ拡張(拡張を持っていないと遊べません)
おまけです。
イベントなどで無料配布しているのが、この4枚の2匹のぶたさんのカードです。
拡張Pig & Pigです。
詳しくは拡張についているルールを見て頂ければいいかと思うのですが、このカードは各プレイヤーに配られて、手札として使用されます。
得点札にはできませんし、「最後に出す」ことも出来ません。
そして、数字は2です。誰の手柄も取りません。
得点札の上限が2、下がるんですね。気を付けましょう!
通常ルールはすべて説明しました。
これだけで遊ぶことが出来ます。
楽しく遊んで頂けるとすごく嬉しいです!