コラム1 人車車体の幅の理由

現在の人車車体.従来の車体の台枠を活かし、2008年に車体を新製している.(2010年11月5日撮影)

 現在、当会の人車は軌間およそ600mm(公称),車体幅およそ900mmと狭く、特に車体は細面なスタイルが特徴的です。

 軌間についてはもともと当会の人車企画が研究テーマの一環として始まった経緯があることから、戦前に国内に存在した人車軌道(その多くが軌間610mmを公称している)に範を取っており、車体の幅もこの狭小なゲージに基づいて、万一の横倒れを防ぐために狭い幅となっています。