前月の稼働率分析方法
・稼働率を分析することで適切なクラス配置に繋げる
・人気不人気イントラを把握したり、コマ数と消化率の割合を把握する
1:動画
# 稼働率分析マニュアル(初心者向け)
## これは何のマニュアル?
このマニュアルは、レッスンの稼働率(どれくらい教室が使われているか)を分析するための手順書です。パソコンが苦手な人でも理解できるよう、一つひとつ丁寧に説明します。
## 基本用語
- **稼働率**:部屋やインストラクターがどれくらい活用されているかを示す割合(%)
- **ローデータ**:集計前の生のデータ(すべてのレッスン情報)
- **スプレッドシート**:表計算ソフト(Excelのようなもの)
## 用意するもの
- パソコン(Google Chromeがインストールされていること)
- 店舗のアカウント情報(ユーザー名とパスワード)
## 手順1:スプレッドシートを開く

1. パソコンでGoogle Chromeを起動します
2. 店舗のアカウントでログインします
3. 検索バーに「スプレッドシート稼働率分析 〇〇店」と入力します(〇〇には自分の店舗名を入れてください)
4. 検索結果に表示されたスプレッドシートをクリックします
## 手順2:新しい月のシートを作る

**重要:必ず2つのシートを一緒にコピーしてください!**
1. 画面下部にあるシート名が表示されているタブを見てください
2. 「稼働率分析」と「ローデータ」の2つのシートを同時に選びます
- キーボードの「Shift」キーを押しながら、両方のシートをクリックします
- 選択されると、シートのタブが強調表示されます
3. 選択した状態で右クリックし、メニューから「コピーを作成」を選びます
4. 新しく作られた2つのシートの名前を変更します
- 例:「稼働率分析 2025年02月」「ローデータ 2025年02月」
- シート名を変更するには、シートのタブを右クリックして「名前を変更」を選びます
5. 「稼働率分析」シートで、「対象レッスン日」の欄を新しい月の最終日に更新します
- 例:「2025年02月28日」→2月なら28日、3月なら31日など
## 手順3:レッスンデータを取得する

1. 「インストラクター報酬計算用」のExcelファイルを開きます
- このファイルはGMから共有されているはずです
- 見つからない場合は、GMに確認してください
2. Excelが開いたら、上部メニューから「データ」ボタンをクリックします
3. 「フィルター」ボタンをクリックします
- クリックすると、表の各列のヘッダー部分に▼マークが表示されます
4. M列(「スタジオ」と書かれた列)の▼マークをクリックします
5. 出てきたリストから「すべて選択」のチェックを外します
6. あなたの店舗名(例:広島)にだけチェックを入れます
7. 「OK」をクリックします
- これで、あなたの店舗のデータだけが表示されるようになります
## 手順4:データをコピーして貼り付ける

1. フィルターがかかった表で、以下の手順でデータを選択します:
- 「インストラクター名」の列から「出席数」の列まで、最初の行をクリックします
- マウスを押したまま、一番下のデータまでドラッグします
- 全てのデータが選択されると、青く表示されます
2. 選択したデータをコピーします
- キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「C」を押します(Macの場合は「Command」+「C」)
- または、右クリックして「コピー」を選びます
3. スプレッドシートに戻り、「ローデータ」シートを開きます
4. A1セル(左上の一番最初のセル)をクリックします
5. コピーしたデータを貼り付けます
- キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「V」を押します(Macの場合は「Command」+「V」)
- または、右クリックして「貼り付け」を選びます
## 手順5:レッスン時間を変換する(ここが重要!)

レッスン時間は30分単位で丸める必要があります(例:10:40→11:00)。
1. 「ローデータ」シートで、レッスン開始時間の列を見つけます
2. その列全体を選択します(列の上部の英字をクリックすると列全体が選択されます)
3. 選択した列をコピーします(「Ctrl」+「C」または右クリック→「コピー」)
4. 「時刻変換」と書かれた列を見つけ、そこに貼り付けます(「Ctrl」+「V」または右クリック→「貼り付け」)
- 貼り付けると、時間が自動的に30分単位に変換されます
- 例えば、10:40は11:00に、11:50は12:00になります
5. 変換された時刻の列全体を選択してコピーします
6. 元のレッスン時間の列に特殊な方法で貼り付けます:
- 右クリックして「特殊貼り付け」を選びます
- 出てきたメニューから「値のみ貼り付け」を選びます
- これにより、表示される時間の形式だけでなく、実際の値も変更されます
## 手順6:稼働率を確認する

1. 「稼働率分析」シートをクリックして開きます
2. このシートには、入力したデータから自動計算された稼働率が表示されています
3. インストラクターごとの稼働率や、時間帯ごとの稼働率を確認できます
4. もし表に名前がないインストラクターの稼働率を確認したい場合:
- インストラクターIDの欄に、そのインストラクターのID番号を入力します
- 例:「433」と入力すると、IDが433のインストラクターの稼働率が表示されます
## よくある問題と解決方法
### 問題1:時刻が「0」や「00:00」と表示される

**解決方法:**
1. 時刻が表示されるセルを選択します
2. 右クリックして「表示形式」または「セルの書式設定」を選びます
3. 「カスタム」または「カスタム日時」を選びます
4. 書式に「h:mm」と入力します
5. 「OK」をクリックします
### 問題2:稼働率が表示されない
**解決方法:**
1. 2つのシート(「稼働率分析」と「ローデータ」)が一緒にコピーされたか確認します
2. データが正しい列に入力されているか確認します
3. 時刻変換が正しく行われているか確認します
### 問題3:異常な数値が表示される
**解決方法:**
1. ローデータで、該当するインストラクターのデータを確認します
2. 入力ミスや重複がないか確認します
3. 必要であれば、データを修正して再度計算します
## 覚えておくこと
- 毎月、新しい月のデータを作成するときは、必ず2つのシートを一緒にコピーしてください
- 時刻データは必ず変換してください。変換しないと正確な稼働率が計算できません
- わからないことがあれば、一人で悩まずにマネージャーに相談してください
## お疲れ様でした!
このマニュアル通りに操作すれば、店舗の稼働率分析ができるようになります。少しずつ慣れていきましょう!