はじめに
このマニュアルでは、インタビューや対談動画の撮影方法を説明します
映像データ
Filmora
手順
基本的には会社で機材を準備しています。動画の品質にこだわると1本4万円〜3万円程度の費用がかかりますが、必要な部分にコストを集中させた低コストの撮影方法を採用します。
iPhoneのカメラアプリを開く
ビデオ撮影モードを選択
設定: 4K、24 fpsに設定することを推奨(4K 60 fpsではなく)
設定を確認してから撮影開始
被写体がカメラに正面向きではなく、インタビュアーの方向(30〜45度)を向くように配置
三分割法を意識:
グリッド線を利用し、被写体を中央ではなく左右どちらかに寄せる
被写体の視線方向に余白を作る(例:右向きなら右側に余白)
基本的に2台のカメラで撮影することを推奨
1台目:被写体をやや広めに撮影
2台目:アップショットや別アングル
重要: 全てのカメラは同じ側(例:被写体から見て右側)から撮影する
左右から撮ると切り返した時に違和感が出る
基本的には水平アングルで撮影する(特殊な効果を狙わない限り)
照明はカメラ側から被写体に当てる
被写体と背景の距離を取る
壁ギリギリではなく、後ろにスペースがあると奥行き感が出る
被写体に照明を当て、後ろを暗くすると被写体が浮き出て印象的な映像になる
撮影場所と椅子の設置場所をしっかり決めてから撮影開始
長時間同じ画角が続くと視聴者が飽きるため、数十秒ごとに画面を切り替える
喋っている人にフォーカスを当てる
編集時にカットしたい部分(「あー」「えー」など)がある場合、別アングルの映像に切り替えると違和感なく繋げられる
Filmoraは高性能で低価格の動画編集ソフトです。買い切り型で十分な機能が入っています。
撮影した動画をパソコンに転送(AirDropなど)
Filmoraを起動し、新規プロジェクトを作成
アスペクト比を選択(基本的にYouTube用なら16:9)
「新しいプロジェクト」をクリック
転送した動画ファイルをFilmoraのタイムラインにドラッグ&ドロップ
解像度設定が表示されたら「メディア」(元の解像度)を選択
複数の動画を同様に読み込む
2つ(以上)の動画クリップを選択(Shiftキーを押しながらクリック)
右クリック(Macは2本指でクリック)して「マルチカメラクリップを作成する」を選択
名前を入力し、同期方法は「オーディオ」を選択
「OK」をクリックして同期処理を実行
作成されたマルチカメラクリップを選択し、上部の「マルチビューカメラを切り替える」をクリック
マルチビュー画面で各カメラの映像を確認しながら、表示したいカメラの番号をクリックして切り替え
再生しながら「1」「2」などのボタンで切り替えると、タイムラインに自動で編集点が作成される
動画クリップを選択して右クリック
「自動字幕起こし」を選択
言語を「日本語」に設定、翻訳は「なし」
字幕を生成する範囲を選択(「選択されたクリップ」または「タイムラインシーケンス」)
形式は「SRT」を選択して「生成」ボタンをクリック
生成された字幕クリップをダブルクリックして編集画面を開く
字幕テキストの誤りを修正
字幕のスタイル設定:
フォントサイズを調整(30〜40ポイント程度)
背景色を設定(見やすさを優先)
アウトラインを追加して視認性を向上
スタイル設定後、「全てに適用」ボタンで全ての字幕に同じスタイルを適用
必要に応じて字幕の分割・結合を行う
分割:分けたい位置で「分ける」を選択
結合:複数の字幕を選択して「結合」を選択
音楽ファイルをタイムラインにドラッグ
音量調整:
タイトル部分:音楽を大きく
本編:音楽を小さく(声が聞き取りやすいように)
エンディング:音楽を元の大きさに戻す
マルチカメラで撮影した場合、音声ソースを選択:
ピンマイクを使った方の音声を選ぶ(通常は「ビデオ1」)
右上の「エクスポート」ボタンをクリック
保存先を選択(例:デスクトップ)
形式は「MP4動画」を選択
品質は「高品質」を選択
「エクスポート」ボタンでレンダリング開始
完成したら、YouTubeに限定公開してリンクを共有
Canvaなどのツールで目次デザインを作成
背景を透過処理
作成した目次ファイルをFilmoraにドラッグ&ドロップ
サイズ調整して左上などに配置
以上の手順で、約10〜15分程度で基本的な動画編集が完了します。必要に応じて、さらにトランジション効果などを追加することも可能です。