ノーザン・ブリティッシュ・コロンビア大学
【交換留学】
1/8 就職活動体験報告開催!
【交換留学】
2024年9月~2025年4月
藤川 巧汰(参加時3年生)
国際コミュニティ学部 国際政治学科
カナダのノーザンブリティッシュ・コロンビア大学に約8か月間、交換留学をしました。
自然豊かな環境で、語学力やグローバルな視点、多様な価値観を身につけたいと考え、この留学を決意しました。冬は気温がマイナス30℃を下回る厳しい気候の中でしたが、その環境を生かすことで、想像以上に充実した楽しい日々を過ごすことができました!
履修科目は自分の興味や能力に応じて選択でき、私はカナダ史や先住民史、環境学、観光学、地理学、映像学、ジェンダー学と幅広い分野を学びました。教授陣はとても親切で、学生も意欲的に授業に参加しており、常に活発な雰囲気でした。授業時間は週1回で3時間の場合もあれば、週3回で50分ずつの場合もあるなど日本との違いにしばしば驚かされました。
いくつかの授業をご紹介します!
先住民学
カナダの先住民の歴史について学びました。先住民の文化や、彼らと政府の関係がどのように築かれてきたのかを知ることはとても新鮮でした。先住民族であることを証明するカードや、それに基づく減税制度などは、広島の被爆者手帳に少し似ていると感じました。
地理学
プリンスジョージ内各地の森や山などに行き、そこの土や岩などからいつの時期にどのようにしてこの地形になったかなどを学びました。黄色いスクールバスでの移動は遠足のようで楽しかったです。専門的な用語が多く理解が難しいこともありましたが、友人の力を借りることで問題なく終える事ができました。
環境学
ハイキングなどのアウトドアアクティビティが盛んなカナダならではの授業でした。観光やアクティビティが経済や環境、動物、人々に与える影響を学びました。授業の一環として行ったカヌーやバードウォッチングなどで実際に自然に触れることを通してその大切さを学びました。
映像学
朝の8時半から3時間でしたが映画好きにとっては最高の授業でした。映画の歴史やジャンルに加え、カット数やショットの角度、カメラワークなどによる違いなど様々な側面から映画を分析しました。
ジェンダー学
LGBTQ+などの人々がより暮らしやすい社会になるように世界中で様々な取り組みが行われ、今後さらにその運動や考え方が広がっていくことが予想される中、それを一度きちんと学ぶことは重要だと思い履修しました。レクチャーやディスカッションなどを通して、自分たちに無意識的にある差別的思考やステレオタイプに気付かされたり、いくつかの驚くべき事例を知ることでより深く考えるきっかけになりました。
観光学
授業の一環として犬ぞりレースの大会にボランティアとして参加しました。地域住民が一丸となって大会を盛り上げている様子や犬たちの荒い息などを間近で体験することができ、先住民文化や地域コミュニティ、歴史を学ぶ貴重な機会となりました。また、多国籍の少人数クラスで協力し合うことで、異文化交流とチームワークの大切さも実感しました。
大学には数多くのクラブがあり、私は写真クラブ、アウトドアクラブ、プレゼンクラブに参加しました!
【写真クラブ】
ミーティングやフォトウォークで、写真を撮りながら仲間と交流しました!
【アウトドアクラブ】
ハイキングやクロスカントリースキー、ロッククライミングに挑戦しました!
キャンパス内に綺麗な寮が2つあります。様々な国からの留学生はもちろん、カナダ各地から来た学生と共に生活します。部屋にはベッド、机、クローゼット、窓が揃った狭いながらも落ち着きのある個室があり、その他リビング、キッチン、シャワー、トイレなどは2〜3人のルームメイトと共同です。門限などの規制はなく、自分の部屋で趣味を楽しんだり、友人の部屋で話したり映画を観たりと自由に生活を送りました。
また、寒い冬でも寮内は常に暖房が効いており、寒さに困ることもありませんでした!
空き時間には趣味を楽しんだ他、ショッピングモールや映画館、レストランなどに友人と出かけました。また、設備の充実した大学のジムも頻繁に利用しました!
〜大学のある町 プリンスジョージ〜
プリンスジョージはブリティシュコロンビア州にある小さな町で、略して「PG」と呼ばれています。大学からダウンタウンまでは車で十数分かかりますが、スーパーや映画館、ホッケー場、ミュージアムなど必要なものはなんでもあります。また、自然が豊かであるため、ハイキングやスキーなどのアウトドアアクティビティも盛んです!
長期休暇はバンクーバーやトロント、ヴィクトリア、カルガリーなどへの旅に利用しました!
【バンクーバーでクリスマス】
友人の家族パーティーに招かれ、和やかな空間で七面鳥とグレイビーソースなどの伝統的なカナダのクリスマスディナーを満喫しました!
【あの有名なナイアガラの滝】
冬の滝を訪れ、その迫力に圧倒されました!
円安の影響や国内の物価高もあり、渡航費などはもちろん、日常生活のちょっとしたことにも多くの費用がかかりました。特に意外だったのは食費です。基本的にはキャンパス内の食堂で食事をしましたが、食堂が空いていない時間や長期休暇中は外食や自炊をすることが多く、その分出費が増えました。外食費は日本の約2倍で、チップを加えるとさらに高額になりました。日本では馴染みのない習慣で、友人に「20%が一般的だよ」と教えてもらったことで徐々に慣れていきました。加えて、カナダでは国に収める税(GST)と州に収める税(PST)があります。そのため、メニューに書かれた金額よりも実際に支払う金額が高く、戸惑うこともありました。こうした経験から、物価の違いだけでなく文化の違いも感じることができました。
長期休暇中は、普段の生活費の倍近くの出費がかかってしまいました。飛行機代や交通費に加えて、ホテル代、お土産代などで思った以上に費用が膨らみました。もちろん、友人の家に泊まったり、できるだけ歩いて移動したりと工夫をしましたが、やはり長期間の旅行となると避けられない出費も多いと実感しました。それでも、その分だけ得られた経験や出会いは何にも代えがたいものであり、費やしたお金以上の価値があったと感じています!
寮費 約920ドル
食堂費 約890ドル
その他の食費 約100ドル
娯楽費 約40ドル
その他 約50ドル
合計 約2000ドル(約20万円)
今回の留学では、英語力の向上だけでなく、先住民文化や自然環境、移民の歴史を学び、カナダの多面的な姿に触れることができました。特に印象に残っているのは、友人と体験したアイスフィッシングです。凍った湖に穴を開けて魚を釣り、採れた魚を自分たちで調理して味わうという活動は、先住民が大切にしてきた“Circle of Life”を改めて深く考えさせられました。
旅先では多様な人々と出会い、自分らしく生きている姿に強く心を打たれました。また、日本食が恋しく感じることから自分にとって「食」が心の支えであることを知り、自分のアイデンティティについても考えるきっかけになりました。様々な都市を訪れ、多国籍の人々と交流し、ハイキングやスキー、オーロラ鑑賞といった数多くの活動を経験することで、広い視野と異文化理解力を養うことができました。さらに、現地で暮らす人々の政治や社会に対する考え方に触れる中で異なる立場や価値観を受け入れる柔軟さも学びました。これらの経験は、自分自身の成長を強く感じさせるものであり、今後の人生において大きな糧となると確信しています!
最後に、この貴重な留学経験を支えてくれた家族、友人、大学関係者、そして現地で出会った全ての方々に心から感謝いたします。