2025年11月13日(木) 10時 維持管理課長さんに先だっての「大口歯科さん交差点のカーブミラー」について、早期修復のはたらきかけを保険会社さんにしていただいたお礼と、今後の対応について住民の方々からの意見をお届けしました。
詳細は、下記をご参照ください。
カーブミラーの詳細は、下記をクリックしていただくと、記事に移ります。
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「大口歯科さん交差点のカーブミラーの早期修復を依頼をしました。2025年10月10日(金)」
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保険会社対応事故案件の今後の対応について (ご提案)
いつも町内の維持管理、交通安全にご尽力をいただきましてありがとうございます。
大口町御供所3丁目、奈良子3丁目に位置する大口歯科様のある交差点に設置されているカーブミラーの修復の際は、保険会社対応案件にも関わらず、私たち住民の声を保険会社に直接届けていただきましてありがとうございました。おかげさまで、修復工事日程なども知ることができ、地域住民の方々は安心され修復の日まで過ごすことができました。
さて、今回の案件が解決したのち、地域の方々から以下のこ提案、お声をいただきましたのでお届けします。
「保険会社対応の事故案件は、お金の出所が保険会社のため、町としては、どうしても『待ちの姿勢』となってしまいます。
しかし、保険会社が1社であっても、複数であっても、補償するのは保険会社でありますので、言い方は悪いですが、とりっぱぐれの無い案件ともいえます。 それなら、先に修復工事を町が行い、その後、保険会社に請求する、といったことができるのでないかと考えますが、いかがでしょうか。
今回このような提案をしたのは、この事故において、修復したから終わり、ではなく、何か1つでも教訓なり、新たな仕組みを模索するなどを考えるきっかけにしていただきたいと思ったからです。
そういった思考を持っていただき、対応にも活かしていただき、加えてノウハウの蓄積をしていただくことで、大口町のレベルアップにもつながると思うのです。大口町民の声ということで受け止めていただけたら幸いに思います。」
以上の声をいただきまたので、今後の仕事の進め方、施策等に活かしていただければありがたく思います。よろしくお願いします。
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以上の住民の皆さんの「声」を届けさせていただきました。今回の事案について、私も私なりに考察しました。その資料も同時にお渡ししました。その詳細は、以下をご参照ください。
保険会社対応事故案件の考察
1.事案の概要
町内において交通事故によりカーブミラーやガードレール等が損壊した。保険会社対応のため、町として修復を行うことができず、修復までの約1か月間、カーブミラーで見えていた箇所が見えなくなり、車両通行に支障が生じた。地域住民から早急な対応を求める要望が寄せられた。
2.主な問題点
(1)保険会社対応による修復の遅れ
保険会社による損害額査定や見積り、承認に時間を要し、実際の修復までに数週間から数か月を要する場合がある。
(2)安全確保の責任の所在が曖昧
保険処理中であっても現場の安全確保義務は道路管理者(町)にあるが、町が臨時措置を行うと費用負担や保険請求整理が煩雑化するおそれがある。
(3)現場対応マニュアルの不備
保険会社対応案件における臨時措置の可否や範囲について、明確な内部基準がなく、担当職員の判断に委ねられている。
3.今後の対応・対策(案)
(1)臨時安全措置の明文化
保険対応中であっても危険が高い箇所については、町の判断で仮設ミラーやコーン等を設置することを可能とする。費用は道路維持管理費等から一時対応し、後日保険会社へ請求する。
(2)庁内の連携体制の整備
事故発生時の初動対応ルートを統一し、通報→維持管理課→危険度確認→保険会社報告→仮設判断→修復完了報告という流れをマニュアル化する。
(3)保険会社との協定・ルール作り
保険会社と事前に協定を交わし、町が緊急安全措置を行った場合でも補償対象とする運用を確立する。
(4)地域への情報発信
保険処理に時間を要する場合は、安全確保のための臨時措置や今後の見通しを、地元区長、地元議員等へ周知し、住民の不安を軽減する。
4.まとめ
保険会社対応事故案件であっても、現場の安全確保義務は道路管理者(町)にあります。安全で迅速な仮設措置は、町としても最優先するべきことだと考えます。
今回の事案に相当する事案は、過去にもあったと思います。そして、これからもあると予測します。
したがって、保険会社との協定・ルール作り、地域への情報発信の方法などを含む、保険対応中の安全確保マニュアルを整備する必要があると思うのです。
今回の事案を教訓に、町として、町民の安全確保優先体制を構築し、地域の安心につなげていただくことを期待します。