2025年9月18日(木) 9月定例会本会議にて文教福祉常任委員会に付託された「令和6年度決算認定」の議案において以下の質問をしました。事前通告をしてありましたので丁寧なご回答をいただきました。😃
戸籍保険課
質問
〇事業名 「子ども医療費助成事業」「障がい者医療費助成事業」「母子・父子家庭医療費助成事業」「精神障害者医療費助成事業」「後期高齢者福祉医療費助成事業」についてお伺いします。いずれの評価も「ジェネリック医薬品に関するチラシにより、啓発を図ることができた。」とされています。啓発をしたことで医療費用が軽減できたと解釈しますが、前年度、前々年度と比べてジェネリック医薬品の利用が増えたなど、数字上で実績が出ていれば教えてください。また、昨今ジェネリック医薬品に対して品質面での不安や製薬会社の不正が相次ぎ、医薬品不足が発生するなど患者さんに影響があると聞いています。そのあたりの懸念や利用者の不安な声などが届いていれば教えてください。
お答え
本町としては、ジェネリック医薬品の使用状況について統計は取っていないが全国的な統計を調べたところ概ね80%くらいの比率でジェネリック医薬品を使用している。
ジェネリック医薬品に対して品質面での不安などの利用者の声は本町では把握していない。
健康課
質問
〇事業名 地域保健(医療)対策事業についてお伺いします。253ページの評価で「緊急性の少ない軽症患者が、重症患者のための第二次救急医療機関を受診するケースが多くみられること」とあります。この課題は、本町に限らず全国的な問題として国も動いていると聞いています。この事について効果的な啓発事例などを調査されていると思いますが、他市町ではどのように対応されているか教えてください。また、本町の今後の取り組みを教えてください。
お答え
本町では、広報誌やSNSといった通常の媒体での啓発活動にとどまっている。近隣市町でも同じような感じであるが、全国的に調べたところ漫画などを活用してわかりやすい媒体を作成して啓発しているところもあることが分かった。今後、本町でも参考にしていきたいと思っている。
健康課
質問
〇事業名 健康文化センター管理事業についてお伺いします。254ページの「現在における経過又は課題」に「風水害等災害の恐れがある場合、健康文化センターを自主避難所として、開設している。今後は、防災の備えとして、福祉避難所としての施設機能のあり方を検討する必要がある。」と掲げています。それに対しての「評価」が書かれていません。「福祉避難所」は、町民安全課との連携が必要になってきますが、そのあたりの話し合い、検討はなされていますか。また、検討課題にあげられている「福祉避難所としての施設機能のあり方」について、現在の健康文化センターでは、福祉避難所の機能としては不十分という事ですか。不十分ということであれば何が足りないか教えてください。
お答え
現在、「指定避難所兼福祉避難所」として大口町健康文化センターを指定している。指定避難所は4階にありエレベーターで行く必要がある。このことも含め避難所として適切であるか、今後の課題として考えていきたいと思う。
学校教育課
質問
〇事業名 学校教育管理事業「サポートルームさくら(学習支援)」についてお伺いします。356ページの「目標又は改善策に対する取組内容」に「サポートルームさくら(学習活動支援)は、登録者数が多く、学習環境がかなり劣悪となったため、20名定員として強く学習意欲を持つ方を対象に実施した。」とあります。その事を実施したことで「落ちついた雰囲気となり、指導者も手ごたえを感じている。待機者も出る時期があるので、今後は、定員増について検討をする予定である。」と評価しています。この一連の流れからある程度察することはできますが、中学生の学習支援を目的とした「サポートルームさくら」で何が起こっていたのか、もう少し詳しく教えてください。また、「サポートルームさくら」は、勉強がしたいけれども、なかなか家庭の事情で塾へ行けないというような子を対象にして開設された本町独自の学習支援事業だと認識していますが、改めて「サポートルームさくら」の概要(開催場所・時間帯等)とサポートする「学習支援等ボランティア」さんの職歴と現在何人で運営されているか教えてください。
また、「サポートルームさくら(学習支援)」について、今後の課題として考えられること、そしてその課題に対してどのようにしていくか、お考えがあればお聞かせください。
お答え
以前の「サポートルームさくら」は、家庭の事情で塾に行けない生徒を対象に受け入れていたが、勉強をする場という認識が希薄な生徒もいた。そのため色々な問題があった。いったんリセットして、「学習」を基本とした場であることを生徒および保護者に理解してもらった方々を受け入れるようにしてから落ち着いた雰囲気の本来の趣旨に合った場になっている。
概要として、場所は総合福祉会館の一室で、毎週木曜日の午後5時から午後7時まで開いている。学習支援等ボランティアは、6人で5人が教師を引退した方に担っていただいている。今後の課題としては、今すぐではないがボランティアさんの後継に関して懸念をしている。
長寿ふくし課
質問
〇款3項1目2 説3 高齢者福祉費 19扶助費 2外出支援サービス事業 4,959,320円についてお伺いします。対象となる高齢者の方は、町内に何人いるか教えてください。また、申請者には1年間で、①タクシー乗車基本料金48回分、②タクシー乗車基本料金24回分及び大口町コミュニティバス回数券33枚、③大口町コミュニティバス回数券66枚、この3つのパターンから選んで助成されますが、助成金額としてはわかりにくいです。それぞれのパターンで1人いくらの助成になるか教えてください。また、令和6年度のパターン別の申請数を教えてください。
お答え
対象となる高齢者数は、1595人。外出支援サービスの内訳として、①タクシー乗車基本料金48回分が助成額として30,240円で369件、②タクシー乗車基本料金24回分及び大口町コミュニティバス回数券33枚が18,420円で212件、③大口町コミュニティバス回数券66枚が6,600円で33件、合計614人の方々が利用されました。対象者の38%くらい。
(再質問①) 3つのパターンには助成金額に隔たりがありますが、この事についてご説明をお願いします。
お答え
この事業は、高齢者の外出を支援することを目的としている。高齢者の状況に応じた幅広い外出パターンを用意した。そのため助成金額を意識せずにサービスメニューを考えた。
(再質問②) ①と③では助成金額としてみた場合、隔たりがかなり大きいと思います。③において、バス回数券を増やすとか、かねてより要望していました「1日乗車券」を加えるなど、利用者の利便性を向上させる事で隔たり幅を縮小させる事ができると考えますが、いかがでしょうか。
お答え
過去の統計を見ると、バス回数券をお渡しした方の平均で半分は使わずに、使用期限の1年が過ぎているとなっている。そのことから回数券をこれ以上増やしても、そこまで使わないかな、と考えている。ただ、議員がおっしゃったような「1日乗車券」については今後の検討課題としていきたいと思う。
長寿ふくし課
質問
〇款3項1目3 説3 障害者福祉費 19扶助費 4外出支援サービス事業 1,024,270円についてお伺いします。対象となる障害者の方は、町内に何人いるか教えてください。また、申請者には「高齢者福祉事業の外出支援サービス」と同じサービスを受けられますが、令和6年度の申請数(パターン別)を教えてください。
お答え
対象となる障害者数は、336人。外出支援サービスの内訳として、①タクシー乗車基本料金48回分が助成額として106件、②タクシー乗車基本料金24回分及び大口町コミュニティバス回数券33枚が46件、③大口町コミュニティバス回数券66枚が7件、合計159人の方々が利用さた。対象者の47%くらい。
(再質問①)「外出支援サービス」は、高齢者を対象とした「外出支援サービス」とサービス内容は同じですが、利用の選択には違いがあるように思います。助成券発行時にアンケートを実施されていますが、アンケート結果とそこからうかがえる見解をお聞かせください。
お答え
(再質問②)1期前の資料で恐縮ですが、第4期大口町障がい者ほほえみ計画では、コミニティバスについて「現在、4台のうち3台がバリアフリー適合車で、車いすのまま乗車できるステップリフトを装備しています。また、車輌の更新時に、順次ノンステップバスを導入していくことで、より安全なバスにしていきます。」とあります。現在走っているコミニティバスは何台で、そのうちノンステップバスは何台で、車いすのまま乗車できるステップリフトを装備したバスは何台ありますか。
お答え
現在、コミニティバスは4台走っていて、そのうちステップリフト付き、ノンステップバスは、3台。
学校教育課
質問
〇款10項1目1 説3 教育委員会事業 1報酬 2委員報酬 1教育委員 1,320,000についてお伺いします。教育委員の人数と任期を教えてください。また、開かれた委員会の回数を教えてください。
お答え
教育委員会は、5人で構成され、任期は3年で毎月1回開かれるので、令和6年度は12回開催された。
(再質問①) 9/12(金)中日新聞県内版に「教師による盗撮、わいせつで5教員が懲戒免職、セクハラで1人が停職」という記事が掲載されました。本町にお住まいの児童生徒、そしてその親御さんも心配されていると思います。令和7年度になってからの事案ですが、教育委員会ではこの事について話し合われたのでしょうか。また話し合われたとしたら、教育委員さんからはどのような質問がなされたのでしょうか。
お答え
委員会内の議題としては取り上げていないが、意見交換の時に話し合った経緯はある。
学校教育課
質問
〇款10項3目1 説3 中学校運営事業 55,954,136円についてお伺いします。令和5年度決算では、51,374,454円で、458万円ほど増えています。その理由を教えてください。
お答え
会計任用職員の採用と人件費の高騰が主な原因。
(再質問①) 本町は、子どもたちの健やかな成長と教育には惜しみない支援をしています。中学校においては、部活動等で輝かしい成績をおさめている事は、色々な場面で見聞きします。さて「学力」については、あまり聞くことがありません。そこで、大口中学校の「学力」についてお聞きします。大きくは、尾張教育事務所管内は、一宮市をはじめとし14市4町の枠、合計18地区となりますが、もう少し小さい単位で良いので、「大口中学校の学力」について、比較してわかる客観的なデータ、指標をいくつかご提示いただき、教えてください。また、その指標から、大口中学校の学力に関する課題であったり、特徴を教えてください。加えて、今後、学力向上に向けて取り組む方向性や施策を教えてください。
お答え
「学力」に関して、現在、他校として比較してのデータは取っていないのが現状である。なので全国共通の試験結果から、本町の中学生の学力を探っていくことになる。概ね全国平均並みというのが本町の「学力」である。
学校給食センター
質問
〇款10項4目1 説3 給食センター運営事業 再説10需用費 再再説7 賄材料費についてお伺いします。本町は、「第7次 大口町総合計画」において地産地消の促進を施策として行ってきました。その一環として学校給食においても「地産地消」を目指していますが、学校給食に納入している町内農家さんの数を教えてください。また、学校給食の納入農家になるための基準、ルールがあれば教えてください。
お答え
(再質問①) 個人で家庭菜園などで作った野菜等でも、基準を満たせば、学校給食納入業者になれるのか、教えてください。
(再質問②) 同僚議員の一般質問でもありましたが、作り過ぎた、出来過ぎた野菜等の処分に困っている農家さんがいらっしゃいます。そういった方々の受け皿に学校給食センターがなると良いと思いますが、いかがでしょうか。
生涯学習課
質問
〇款10項5目1 説18 再説3 再再説1 リフレッシュリゾート施設利用助成金 1,893,000円についてお伺いします。利用された場所、件数等は「成果報告書」に記載されていますので理解しました。私からは、先般、町長が「今後は、趣味、嗜好にちなんだ企画をして、リフレッシュリゾート利用を促進できたら。」というようなお話しをされました。その件で所管課にお考えがあるなら、お聞かせください。
お答え
リフレッシュリゾート利用促進に向け、行先で何ができるかの提案をすること、例えば「釣り」ができたりとか体験ができたりとか、そういうことも明示して利用を促進していきたいと考えている。