2025年11月5日(水) 14時
東京都日野市に文教福祉常任委員会視察として行政視察に行きました。
前日が茨城県境町で視察させていただき、一泊して東京都日野市にお邪魔しました。
日野市では、発達支援の子どもたちとその親御さんを支援するための施設「 発達・教育支援センター【エール】」 を、行政直営で行っていて成果を上げているという事で、その組織体制、行政直営のメリット、今後の課題などをうかがってきました。
10年前の当時の首町のトップダウンで始まった「 発達・教育支援センター【エール】」は、福祉と教育を融合させた新しい施策です。
組織は、「こども部」と「教育部」をまたいだ課をつくり、学校との連携をスムーズにすることができたとのことでした。
縦割りの弊害を無くし、垣根を低くし、発達障害の子どもたちを見守っていこう、というものです。
行政直営の施設は珍しく、大口町でもこういった施設は、民間が請け負っており、ご相談があれば民間施設をご案内するようです。
【エール】は、行政が直営していることの安心感もあり、保護者の方々の信頼も厚い、とのことです。
私たちが視察を終え施設を出るときに、新規にご相談に来られた保護者の方がいらっしゃいました。職員さんの対応のお声が聞こえましたが、不安な保護者の方に対して、優しく、安心感を持たせてくれるお話しをされていました。
10秒くらいのほんの少しの時間の、たまたま聞こえてきた会話で、このエールが信頼されている理由が良く分かりました。
直営がやはり良いのですが、行政には財源と人の問題があります。
限られたお金と限られた職員をどこに充てていくか、その町の課題によって違います。
エールの仕組みをそのまま大口町に入れることは難しいですが、学ぶべきものはたくさんありました。その学びを活かしていきたいと思います。😀