名称 :対面式毛細管車輪(Face-to-face capillary wheel)発案者:ヨハン・ルデケ(Johann Ernst Friedrich Ludeke)発案者:ダニエル・ウィルケンス(Daniel Wilckens)場所 :イギリス年代 :1864年1864年、ロンドンのヨハン・ルデケとイングランド(サリー)のダニエル・ウィルケンスは永久機関の英国特許を申請した。仕組み車輪に挟まれているせまい側では、毛細管現象によって車輪同士の隙間に水が吸い上げられる。車輪の反対側(広い側)は毛細管現象があまり働かず、水は吸い上げられない。車輪は吸い上げられた水の重さによって回転する。水の吸い上げと落下が半永久的に起こり回り続ける仕組みである。ほとんどの装置は入力と出力の位置が別々だが、このタイプは同じ場所にある。構造これは、親水性の素材で作られた2つの円盤を向かい合わせに設置して、それを水槽に浸したシンプルな装置である。円盤はハの字にやや斜めに向かい合っている。そのため上から見ると広い側と狭い側ができる。更に、狭い側が均等な間隔になるように僅かに円錐形となっている。考察毛細管現象による上向きの力と、重力による下向きの力が拮抗することで回らないと考える。動画:なしサイト:Capillary attraction type
名称 :コングリーヴ揚水器(Congreve's water lifter)発案者:ウィリアム・コングリーヴ(Sir William Congreve)場所 :イギリス年代 :1827年コングリーヴロケットで知られているイギリスの軍人サー・ウィリアム・コングリーヴが考案した揚水器。直角三角形のフレームと滑車に、数珠状に繋いだスポンジと、その外側に同じように数珠状に繋いだ錘を掛ける。そしてそれらを水に浸した装置となっている。垂直側では、スポンジにはほとんど錘の重さがかからないため水に接しているスポンジは吸水をして斜面側のスポンジよりも重くなる。一方、斜面側のスポンジは錘の重さが掛かるため、水を吸収することができず垂直側より軽くなる。理屈的には回転しそうだが微動だにしなかった。動画:PERPETUAL MOTION SYSTEMサイト:23. Perpetual Motion - page 32
名称 :コングリーヴ揚水車輪(Congreve's water lifter wheel)発案者:ウィリアム・コングリーヴ(Sir William Congreve)場所 :イギリス年代 :1827年認知度は低いがこちらもコングリーヴが考案した装置である。錘がスポンジの体積を変化させることで吸水率も変化して、左右の重さが偏って回る仕組みである。動画:なし
名称 :スポンジ揚水WO装置(Sponge pumping WO machine)発案者:廻志屋場所 :日本年代 :2014年ウッドワードマシンと揚水器を組み合わせた装置。ウッドワードマシンのメインホイールの内側にスポンジを貼り付け、水を3分の1ほど入れた見た目になっている。ローラーに挟まれた側は水が絞られ軽い。ローラーに挟まれてない側は水がスポンジに吸収されて重い。動画:なし