道新花火大会を撮る
(2012ー2018)
道新花火大会を撮る
(2012ー2018)
2018年07月28日
暑い日が続いています。「2018道新・UHB花火大会」が7月27日夜、豊平川河川敷で開かれました。仕事がオフだったので、昨年に続き河川敷まで足を運び、打ち上げ場所の間近で花火を撮影できました。
この10年近く、花火の撮影でもカメラは使いやすい安価なコンパクトデジカメ(Canon PowerShot)を愛用していますが、三脚は今も「SLICK Master Black」という、本格的な機材を使っています。20年以上前に購入したもので重量が3kg以上もあり、花火会場に持ち運ぶのに苦労するのですが、花火撮影に、この三脚が欠かせません。私にとって「花火は三脚で写す」といっても過言ではないのです。
晴天で微風。今年は10年に1度あるかないかという最高の条件でした。抜けるような空のためか「昨年よりも澄んだ花火の音」が、豊平川河川敷に響き渡りました。
▼花火大会の開始直後。つぼみから花が咲き始めるよう。空の色とマッチしています。線香花火のような質素でちょっと控えめな感じが、とてもいい。
▼花火の閃光(せんこう)が、細切れになっていて、まるで真珠のネックレス。
▼今度はハートの形。会場の大勢のカップルに届いたことでしょう。
※花火大会に係わった多くのみなさま、今年も素晴らしい「夏の夜空の大輪」を鑑賞できました。本当にありがとうございます。
2017年07月31日
弊社など主催の「2017道新・UHB花火大会」が7月28日夜、豊平川河川敷で開かれました。昨年は「大雨の影響で豊平川の水位が上昇し、観客に危険が生じる恐れがある」ということで、延期になりました。
今年は午前中に雨が降っていたものの、夕方には上がり無事開催できました。仕事がオフだったため、4年ぶりに河川敷まで足を運び、打ち上げ場所の間近で撮影することができました。
この数年間、デジタルカメラによる花火撮影を続けています。試行錯誤の末、花火撮影はシャッター解放時間を5秒間に設定するのがベストだ、という結論になりました。シャッターボタンを押した直後の、5秒間の花火の軌跡を記録するわけですが、もちろん事前に予測できるわけではなく、くじ引きのような「当たりはずれ」の世界です。今回は合計132枚撮影し、うまく撮影できた5枚を下記にご紹介します。成功率は3%程度。それでも思いがけないスナップが撮れるものです。
▼19時45分ごろ、花火大会の開始数分後のショット。まだ周囲に明るさが残っています。
▼20時10分ごろ、花火大会の開始数分後のショット。まるで黄金の麦の穂のようです。今回の一番のお気に入り。
▼20時15分ごろ、紫の閃光(せんこう)が美しい。周囲の暗さが花火を引き立てています。
▼20時20分ごろ、上の青い光がハート形になっているのが、わかるでしょうか。
▼20時28分ごろ、花火大会フィナーレの美しい大輪を捉えました。きれいな虹色の光が印象的です。
打ち上げの音や振動、風の感触や会場の雰囲気など、臨場感まで伝えられないのが残念です。年齢を重ねるたび、花火の魅力とは「引き際の潔さ」や「散り際の美学」のようなものではないのかと、漠然と考えています。人間の本能や感情に直に訴えるものがあるのでしょう。だからこそ、これだけの人が集まるのだと思います。そんな花火の魅力を「5秒間のスナップ」に凝縮して残していきたいと思います。
2014年07月28日
本ブログへの投稿は、およそ1年ぶりになります。今年も弊社主催の花火大会を見ました。ただし豊平川の河川敷ではなく、大通のビルの屋上から。
▼当日は朝から好天に恵まれ、絶好の花火日和かと思いきや、午後から微小粒子状物質(PM2.5)の影響で大気がかすんでしまうという、あいにくの空模様となりました。それでも予定通り午後7時45分から、ススキノ方面の夜空には、少し小ぶりの「華麗な花」が咲きました。人ごみや混雑がないため、都心から見る花火も意外といいものです。向かいのビルで夜遅くまで働いているみなさんも、花火を観て息抜きしてみては…。
▼カメラのズームを使い、寄せて撮影してみます。花火の音は聞こえるのですが、進行の音声までは聞こえてこないので、ビルの屋上からススキノの夜空を終始じっと眺めていました。PM2.5の影響がなければ最高のコンディションだったのに、ちょっと残念。
▼メルキュールホテル札幌の「MERCURE HOTEL」のピンクのネオンと花火の色が、見事にマッチしています。全体でおしゃれでモダンな芸術作品のよう。夜のススキノの観覧車を連想しますね。
来年は澄み切った夜空のもとで、道新花火大会を満喫したいものです。
(使用カメラ:Canon PowerShot SX130 IS、シャッタースピード優先、露出時間=5秒)
2013年07月29日
今年も豊平川花火大会に行ってきました。 雨の予報のため当日の実施が危ぶまれましたが、無事に開催できました。 少し風がありましたが風上の席を確保し、風になびく花火の風情をいい感じに撮影できました。
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前日、映画『風立ちぬ』を鑑賞しました。 零戦設計者・堀越二郎氏の半生をテーマにした宮崎駿監督の5年ぶりの新作です。 『美しい飛行機を作りたい』と、夢に向かって精いっぱい生きる男の栄光と挫折、そして切ない恋愛を描いたヒューマン・ストーリー。映画の終盤は不覚にも涙が止まりませんでした。花火の光の余韻とともに、この映画の余韻は、しばらく私の心に残っていそうです…。
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▼花火大会の序盤、まだ空の青さが残っています。適度な風のおかげで煙は奥に掃けてくれ、空と花火を引き立てる脇役になってくれました。空の深いブルーと花火の繊細なラベンダー色が調和した、私のお気に入りの一枚です。
▼近年は、スマートフォン普及のため、客席の携帯機器の画面の光が気になります。避けて撮影するのに苦労します。これも時代の流れなのでしょう。数年後には、ビルや電灯の光のように、自然な風景になってしまうのでしょうか。
▼中盤に撮影した一枚。繊細な光の残像が、すすきの穂のように風になびいています。白い光と黒い闇のコントラストが映え、幻想的な「光の余韻」を表現できました。
(文と写真・立花幹彦)
2012年07月30日
今年も豊平川花火大会に行ってきました。7月27日、晴天に恵まれ絶好の「花火日和」となり、まずまずの写真が撮影できました。
使用カメラは「Canon PowerShot SX130 IS」。意外に思われるかもしれませんが、ここ数年は、(少しだけ高機能の)コンパクトデジカメを愛用しています。このカメラは、丈夫で基本性能がしっかりしているため、今の私の主力機です。若い頃は一眼レフを駆使し、重い三脚と交換レンズを抱えて撮影していましたが、そういう必要もなくなり、私のようなアマチュア写真愛好家には、本当にいい時代になりました。
「花火」という言葉どおり、花火大会には「花」があります。年を重ねていくたび、なんともいえない風情を感じます。それでは豊平川河川敷から撮影した「かれんな花々」をご鑑賞ください。
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▼第1部 グランドショー「創作スターマイン」から。菊かマーガレットの花でしょうか。お見事!
▼第2部 ダイナミックショー。スターマイン(速射連発花火)を中心に撮影しました。
▼第3部 グランドフィナーレ。豊平川方向からの「ワイドスターマイン」です。幻想的で、オーロラのように見えますね。
(文と写真・立花幹彦)
※本内容は2012年~2018年に「道新スタッフブログ」に掲載したものです。2019年「道新スタッフブログ」閉鎖に伴い、ブログ管理者に了解を得て、このページに移設しました。