里山工学ゼミナール 

回 「生物季節の把握

 里山には,膨大な数の生物種が生息しており,四季折々の活動が観察できます.そして生物はそれぞれ,自然界での役割を担っています.例えば植物の花は,蜜を昆虫に与える代わりに,受粉に貢献してもらっています.鳥や哺乳類は,植物の種子を散布しています.ところが気候変動は,そのタイミングを外してしまうことに繋がり,里山で暮らす生物の生存を脅かしています.今回のゼミナールでは,画像計測の専門家と鳥類,昆虫の専門家からそれぞれの生物季節について発表してもらい,里山の生物多様性をどのように守っていくか,考えるきっかけにしたいと思います.