<寒い日の朝の巻き>
最近はとても寒く、なかなかお布団から出られない。
暖房を点ければ良いのだが、お布団の中になるべく居たいと思うのは
寒がりだからなのか、はたまた貧乏症だからなのか。
製品を設計後は、検証というとても疲れる工程が待っている。
ノイズを当てたり、電圧をふってみたりなどあるのだが、何といっても
温度試験が地味に辛い。
忙しい時は、セットを2台用意して、高温槽と低温槽を行き来して
測定する場合もある。
40℃→-10℃→40℃→、、、、と気温が数分毎に変わると、ものすごく
体に悪い。
(設計者は、辛い思いをして製品化をしていると感じていただければ
幸いである。)
さて、製品になる前の検討用セットをデモする事がある。
たいていは技術内部とか営業担当へのデモなのだが、製品化される前に
不具合があり、印象が悪いとボツになる可能性があるので、準備は怠れない。
検討用セットは温度試験を実施していないため、常温で使用することが
望ましいのだが、会社内が完全に冷え切っている月曜の朝のデモとなると
注意が必要だ。
室温は20℃でもセット内部はキンキンに冷えているのである。
早出して、暖房をつけて、1時間ぐらいランニングしてセットを温めてから
デモに臨んだ方が良い。
人間も機械も冬の月曜日の朝は苦手。
さて、デモと言えばこんな噂もあった。
採点機能付きのカラオケセットの案件。最終審査を開発部長の歌声で
やったところ、点数が低すぎてボツになったとか、、、
デモって恐ろしい。