<いつも腹ペコの巻き>
昔の秋葉原には、食べるところが非常に少なかった。
今のツクモのあたりに牛丼屋があり、駅ビル横にラーメン屋があるぐらい。
そもそもお金が無いから、外食なんてできない。
外食するお金があるなら、トランジスタを買いたかった。
腹ペコで秋葉原をうろつきまわる少年時代。
大人になっても、腹ペコでうろつき回る”習慣”は抜けず。
部品が欲しい>>>(超えられない壁)>>>食欲という構図は今でも
変わらない。
帰りの電車で戦利品を眺めてしまうのもやめられない。
まあ、普通の人には分からない品々を嬉しそうに眺めているのは
異様な光景であろう。
そして、いつも貧乏である。
そりゃ、お金があれば秋葉原で部品を買ってしまうからだ。
いつ使うか分からない部品がどんどん溜まっていく。
なので、どんどん作らなければならない。
よって、いつも寝不足になる。
いつも腹ペコ。いつも貧乏。いつも寝不足。
だけれど、いつも幸せ。
ハードバカってこんな感じ。