会 員 各 位
春日井自然友の会
会長 長繩 秀孝
自然観察会のお知らせ
初秋の候、皆様方にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
下記の如くに観察会を計画しました、皆様お誘い合せてご参加いただきますようご案内申し上げます。
記
1 期日: 9月24日(日) 雨天順延
予備日9月25日(月) 25日も雨の時は中止
2 集合時間: 午前10時
3 集合場所: 海上の森駐車場(海上の森センターではありません)
トイレあり
愛環鉄道 高蔵寺発 8:55→山口着 9:09
高蔵寺発 9:12→山口着 9:25※
愛環鉄道を利用の方:
山口駅改札口を出た所で集合(9:30発)一緒に行きましょう (^^)/
4 コース 予定時刻
駐車場(10時出発) → 四ツ沢 →物見山林道 → 溜池 → サテライト(昼食)トイレあり →海上大正池 → 駐車場(15時到着)
観察コース
5. 参加費 50円(保険費用として当日現地集金致します)
6. その他 昼食・雨具等持参
7. 申込期限 9月22日(金)迄
8・ 申込受付 郵便到着時から申込期限迄
※集合場所までの交通手段をお知らせください。
9.申込先 庶務(松原)
SMS( ショートメール)・電話: 090 4089 9906
FAX・留守電 : 0568 56 4358
LINE :友の会連絡網からも受付します。
【資料】
○海上の森は最低標高が屋戸橋の100m、最高標高が山頂付近の403.6mで、標高差は300m程あり全域が暖帯に属している。地質は基盤は全域花崗岩類で主に黒雲母花崗岩からなり、低地ではその上に鮮新世(およそ500~160万年前)にできた東海湖盆の堆積物である矢田川累層が乗っている。花崗岩は風化しやすいので1000年以上前から窯業の陶土採取と燃料材の乱伐により森林が荒廃した歴史がある。その後、燃料革命により薪材の需要がなくなり森林が徐々に回復し、現在の雑木林が成立した。
○海上の森の植物
シダ植物以上高等植物は123科732種に及ぶ。この植物を植物地理的区分すると
1.気候的要因
(ア)南方暖地系要素 ミズスギ・コモチシダ・リンボク・クロバイ・コクラン・マネキシンジュガヤなど
(イ)北方寒地系要素 ヤチスギラン・オシダ・トモエソウ・サワギキョウ・ミカヅキグサ・ヌマガヤなど
2.地史的要因
(ア)東海丘陵要素(周伊勢湾要素) シデコブシ・シラタマホシクサ・シマジタムラソウなど
(イ)東海要素(愛知・三重・岐阜・静岡の4県に分布の中心がある植物) トウカイタンポポ・スルガテンナンショウ・スズカカンアオイ・イガタツナミ・タチキランソウなど
(ウ)日本海要素(分布が日本海側に偏っている植物) タムシバ・タニウツギ・スミレサイシン・エビラフジ・ニシキゴロモなど
3.日本版絶滅危惧の恐れがある植物
サクラバハンノキ・シデコブシ・カザグルマ・イシモチソウ・クサナギオゴケ・オオ
ヒキヨモギ・サギソウ
・減少しつつある植物
ササユリ・ノカンゾウ・キキョウ・オミナエシ・ワレモコウなど
4.当日、花・実の見られる植物
サワシロギク・ヒナノカンザシ・ミズギボウシ・マネキシンジュガヤ・コマツカサススキ・アブラガヤ・ヌマガヤ・イヌノハナヒゲ・ホタルイ・カンガレイ・コバノトンボソウ・ウメバチソウ・オトコエシ・オミナエシ・ウンヌケ・ワレモコウ・ツリガネニンジン・ゲンノショウコ・キンミズヒキ・ミズヒキ・ママコナ・ツルニンジン・アカソ・ナギナタコウジュ・アキチョウジ・ヤマハッカ・イヌタデ・イヌヨモギ・ボントクタデ・ヤブタバコ・スズカアザミ・カシワバハグマ・キツネノマゴ・ヒヨドリバナ・コウヤボウキ・アケボノソウ・アキノキリンソウ・ヤクシソウ・シラヤマギク
◦木の実、草の実
ノブドウ・ミヤマガマズミ・スルガテンナンショウ・クサギ・ナツハゼ・テリハノイバラ・オオウラジロノキ・カマツカ・シャシャンボ・ビナンカズラ・ムラサキシキブ・ツルウメモドキ・クサギ・ズミなど
○海上の森の昆虫
コノシメトンボ・ヒメアカネ・マユタテアカネ・リスアカネ・イチモンジセセリ・ウラギンシジミ・キタキチョウ・キマダラセセリ・クロヒカゲ・コチャバネセセリ・コミスジ・ジャコウアゲハ幼虫・ダイミョウセセリ幼虫・ベニシジミ・ミドリヒョウモン・モンキチョウ・ウラギンシジミ・キンモンガ・ホタルガ・アシグロツユムシ・ササキリ・セスジツユムシ ・ヨコヅナサシガメなど