令和7年7月吉日
会 員 各 位
春日井自然友の会
会長 長繩 秀孝
自然観察会のお知らせ
新緑がひときわ濃く感じられる今日この頃、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。さて、下記により梅雨明けの爽やかな女神湖・霧ヶ峰方面の観察会のご案内を申し上げます。 皆様お誘いあわせのうえご参加いただきますようご案内いたします。
記
(1)期日 7月27日(日)
(2)行先 長野県女神湖・霧ヶ峰方面
(3)コース
市役所前(7:30)==ゴルフ5裏(7:50)==春日井IC(8:00)==阿智PA(15分休)==諏訪湖SA(15分休)==諏訪IC==大門峠==女神湖駐車場・・・
女神湖(散策路周遊・昼食 90分)==大門峠==(ビーナスライン)==富士
見台(展望15分)==霧ヶ峰駐車場・・・霧ヶ峰自然研究路(散策周遊:第一園
地・第二園地・第三園地を周遊80分)・・・霧ヶ峰駐車場==おぎのやドライブ
イン諏訪IC店(20分休)==諏訪IC==神坂PA(15分休)==春日井IC==
ゴルフ5裏==市役所前(19:15頃)
(4)出発時間: 春日井市役所前 7時30分
八幡社駐車場東3分(ゴルフ5裏) 7時50分
(5)参加費: 5,500円
(封筒に氏名・金額を記入。また八幡社駐車場利用者は+200円も記載願います)
(6)募集人員:45名(補助席は使用いたしません)
(7)申込期限:7月18日(金曜日)迄(受付は先着順とさせて頂きます)
(8)申込先:庶務(松原)
電話・ショートメール 090-4089-9906
留守電・FAX 0568-56-4358
LINE QRコード
(9) その他:弁当持参・雨具等
(10) [東野八幡社の駐車場を利用される方へ]
東野八幡社の駐車場は事前許可制ですので、観察会に駐車場をご利用される方は、参加申込みの際に必ずお知らせ下さい。
(11) バス乗車方法:
落合公園南乗車の方は運転席に向かって左側3列目から、
市役所乗車の方は右側4列目から順にお願いします。
(12)【駐車場利用について】
①駐車場入口の箱に「駐車許可証」入っています。
➁この「駐車許可証」を車のフロントガラスの内側、ダッシュボード上に外から見えるように置いてください。
③ 駐車位置は、西側に順に駐車してください。
④ お帰りの際は、必ず「駐車許可証」を駐車場入口の箱に戻して下さい。
(13)緊急連絡先: 長縄会長 090-8183-9783
加藤美知子 090-3389-3914
松原和嗣 090-4189-9906
【資料】
〇女神湖
女神湖は、水面標高が1540m、面積0.12平方㎞、周囲1.5㎞、平均水深4mの湖で農業用に建設された人造湖ですが、昔は、尾瀬や八島湿原と同じ高層湿原でした。その名残を湖畔の湿原や浮島にとどめています。氷河期に南下し、定着した湿原植物や高原植物などの姿をそのままに見ることができる貴重な場所になっています。 女神湖がその名で呼ばれるのは、湖の近くにある蓼科山の別名「女神山」に由来します。蓼科山は古くは女神山(めのかみやま)と呼ばれ、その名を冠して女神湖と名付けられました。
〇女神湖
夏の植物 レンゲツツジ・サクラソウ・アヤメ・ヤナギラン・サギスゲ・ユウスゲ・サワギキョウ・ツリフネソウ・オオバギボウシ・ノアザミ・キバナヤマオダマキ・ニッコウキスゲ・ウメバチソウ・コウリンカ・キツリフネ・ノハナショウブ・コオニユリ・クガイソウ・キンバイソウ・オカトラノオ・フシグロセンノウ・ウスユキソウ・ハクサンフウロ・コバイケイソウ・トモエソウ・カワナナデシコ・アケボノソウ・ウツボグサ・カラマツソウ・キンポウゲ・チダケサシ・ヨツバヒヨドリ・ハンゴンソウ・ウバユリ・ヤマホタルブクロ・ヤグルマソウなど
〇ビーナスライン「富士見台」の大展望
展望地からは、左手(東側)に八ヶ岳連峰の編笠山・権現岳・阿弥陀岳・赤岳・硫黄岳・天狗岳が、正面(南側)に南アルプスの千丈ケ岳・甲斐駒ケ岳・鳳凰三山が雄大に見られ、両者の谷間に富士山がすそ野を広げて浮かんで見えます。また、右手(西側)には中央アルプスの山々と御嶽山が大きく見られます。
〇霧ヶ峰 夏の植物
レンゲツツジ・コバイケイソウ・スズラン・アヤメ・カキツバタ・アマドコロ・シロスミレ・オニゼンマイ・ヤマドリゼンマイ・ヤグルマソウ・オオカサモチ・テガタチドリ・イブキトラノオ・バアソブ・ノハナショウブ・キンバイソウ・カラマツソウ・ウツボグサ・エゾカワラナデシコ・ウスユキソウ・サワギキョウ・ハクサンフウロ・アカバナシモツケ・ニッコウキスゲ・ツリガネニンジン・クガイソウ・マルバダケブキ・ヨツバヒヨドリ・コオニユリ・シシウドなど
〇霧ヶ峰とフォッサマグナ
約1600万年前の日本列島は、東西に分ける大きな地溝帯がありました。この地溝帯をフォッサマグナと呼んでいます。霧ヶ峰は、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの境界に位置するフォッサマグナの地帯にあって大昔は海でした。その後、数百万年前の火山活動と激しい地殻変動によって、現在の霧ヶ峰の地形が形成されたと考えられています。
〇霧ヶ峰の地質
霧ヶ峰火山群の活動は、第三紀鮮新世末期から第四紀更新世前期(約140万年前)にかけて活動した古期の火山活動と、車山、鷲ヶ峰などの新期火山活動とに分けられます。
古期の火山活動は、火砕流を主として現在の諏訪盆地を埋め尽くすほどの大量の火山砕屑物を噴出しました。新期の火山活動は、今から130万年前から60万年前にかけて最も盛んになり、安山岩を主とした噴出物を堆積しました。霧ヶ峰火山群の活動は、車山の火山活動を最後にして終わりました。有名な黒曜石や鉄平石と呼ばれる輝石安山岩などはこの時の溶岩が冷えてできたものです。