舌先切除2日目の嚥下について書きます。
昨日は、舌先がとても痛く 舌の中央ぐらいまでは動かさずにたべていたようです。 2日目になると、舌先が少し痛いだけで、 舌の中央部が使えるようになりました。 これは、すごい!! 昨日、あれだけ飲み込みに苦労していたのが、 今日は簡単にできるのです。
市販プリンを右奥歯と頬の間に入れます(これは昨日と同じ)。 チュルチュルゴックンではなく、 舌の中央部にのせてからゴックンできるのです。 教科書どおりの飲み込みです。 お茶もゴクゴク飲めます。 フルーチェ(ブルーベリー)も残っている感じもないです。 舌の中央部が使えるとこんなにも飲み込みが楽になるとは驚きです。
小さな菓子パイを食べてみました。噛んで食べることができますが、 歯に残ってしまいます。普通なら、舌できれいにできるのですが、 舌先がまだ、少し痛いので舌できれいにできないです。
昨日、小さい一口サイズのシュークリームが 思うように食べられずくやしかったので、 今日も買ってきてしまいました。 かなり舌を使って食べており、痛かった。 いつもなら、一口でパクッとたべてしまい、 舌のことなど考えたこともなかったのですが、 舌さん、ありがとうという気持ちになってしまいました。
晩ご飯はカレーライスです。大きなスプーンはだめで、 小さいスプーンで右奥歯と頬の間に入れて、 よく噛んで(噛んでいるつもりでほとんどそのままです) 舌の中央に食べ物を送り、ゴックンする。 おかわりしました。
舌というのは食塊製造器であり、 飲み込みのタイミングとりの名人でもあると思いました。
舌先が痛いだけでこんなに飲み込みに苦労するということは、 口腔、食道などの器官のどれか少しでも機能低下すれば 嚥下に影響する。さらに、食事を見る時からを考えれば、 五感の機能低下や、気持ちや精神状態まで、 嚥下を左右させると思います。
どんな食事がよいのかは、ケース・バイ・ケースで かなりの創造力(想像力)が必要になるような気がします。
夕食後、舌先を鏡でみました。もこっと腫れています。 少し痛いです。
up2004.4.17