2.しくみと気持ち

嚥下のことを、嚥下のしくみ、嚥下のタイミング、 気持ちと雰囲気の視点で調べている。

臨床栄養の2004年3月号から、嚥下のしくみについて、 写真付きでやさしく説明されている。 嚥下は複雑な動作の連続です。 毎日問題なく食事をたべていることがとても不思議です。

嚥下のしくみを見てみると、 飲み込むときはゼリー状にまとまってのどを通過するので、 きざんでバラバラした食べ物や 水状の飲み物は非常に危険なものと感じてしまう。

嚥下は一連の動作であるので、そのタイミングのとり方は 簡単なようで難しい。 自力で食べていれば気にならないのですが、 人に食べさせてもらうと結構疲れるものである。

また、人の気持ちはとても大事であると思います。 お花見、外で食べる、お弁当、 まわりの人もウキウキしている雰囲気のなかで、 いつもならきざみ食をたべている人が 巻き寿司を普通に食べている場合があることは、よく経験することです。 嚥下能力と気持ちとの間に密接な関係があるように思います。

逆に考えると、嚥下能力は本当はあるのだけれど それを発揮出来ないでいるケースもあるのではないかと想像しています。

up2004.4.10