[概念データモデル]
対象世界の情報構造を抽象化して表現したものである。
[ANSI/SPARC3層スキーマ]
内部スキーマ、概念スキーマ、外部スキーマがある。
関係データベースのビューやネットワークデータベースのサブスキーマは、外部スキーマに相当する。
外部スキーマ(ユーザーに見せるビュー):「社員」テーブル、社員番号, 名前, 部署
概念スキーマ(論理モデル):「社員は部署に所属する」というE-Rモデル
内部スキーマ:「社員」テーブルはブロックサイズ8KB、行はROWIDで識別、社員番号 にB+Treeインデックスあり、部署ID はクラスタ化インデックスで物理的に並び替えなど。
内部スキーマ = 完全に見えるわけではないが、ユーザーは DDLを通じて部分的に指定できる。
Azure Dedicated SQL Pool の DISTRIBUTION や CLUSTERED COLUMNSTORE INDEX は、まさに「内部スキーマを設計に反映するための宣言」。
ただし、細部(データページサイズや圧縮方式の内部アルゴリズム)はユーザーには隠されている。