[分散KVS(Key Value Store; キューバリュー型)]
データをキューとバリュー(値)のペアとして管理する。高速で読み書きが可能であるが、複雑な検索処理に向かない。
全てのデータをメモリ上に置いておかなければならないオンメモリ型のKVS型データベースは、キャッシュとして利用されることがある。
KVS型データベースの代表例としては、DynamoDB, memcachedやRedis, Riakなどがある。
[列指向]
RDBMSでは行単位でデータを管理するが、列単位でデータを管理することによって、少数の列の読み書きの場合、行単位と比較して性能が良い場合がある。
[ドキュメント指向]
特定のスキーマを持たないデータベースである。1件1件のデータをドキュメントとして管理する。複雑な構造のオブジェクトをそのまま保存しやすい。
多くのドキュメント型データベースでは、ドキュメントはJSON形式で格納されている。
ドキュメント型データベースの代表例としては、MongoDBやCouchDB, ArangoDBなどがある。
[カラムファミリー型データベース]
カラムファミリー型データベースでは、テーブルをベースにした構造を使用するが、複数の列をまとめたカラムファミリーという単位で管理する。
カラムファミリー型データベースは、Googleが発表したBig Tableをベースに作られている、カラムファミリー型データベースの代表例としてはHBaseHBaseやCassandraなどがある。
[グラフ型データベース]
各レコードが他のレコードへのリンクをもつようなデータを格納するデータベース。グラフ型データベースの代表的なモデル化技法であるプロパティグラフでは、「ノード」「エッジ」「プロパティ」の3要素によって、ノード間の関係性を表現する。