複合動作について
ある型を極めた剣士は、その型の派生技を編み出すことがあります。
派生技は元となった技よりも強力で独特ですが、習得には時間がかかります。
複合動作は、これを再現するためのルールです。
習得条件
このルールは階級LV2以上でなければ使用できない。
一つの動作を上限まで習得すると、その動作に適用する複合動作を作成できる。
複合動作は階級LV個まで取得できる。
「特殊な背景/複合動作(5CP)」を取得すれば、階級1LVからでも複合動作を作成でき、取得できる数が+2される。
これは特定の流派に天賦の才があることを示す特徴となる。
使用条件
基準動作と複合動作を組み合わせて使用する。
(基準動作を[日輪刀-2],複合動作を[日輪刀-2]で取得していた場合、[日輪刀-4]で判定する)
また複合動作は一度に一つしか組み合わせられない。
難易度
複合動作の初期の技能なし値は-1。
難易度は全て(難)となる。
追加効果を加えるごとに技能なし値がマイナスされ
追加限定を加えるごとに技能なし値がプラスされる。
ただし技能なし値が-1以上になることはない。
上限は基本的に±0
名称
基本的に名称は自由に作成できる。
基準動作と組み合わせた場合、基準動作の前か後ろに名称を付けるか
あるいはまったく新しい名称にしても構わない。
作成例
名称:縦
基準動作:水の呼吸/水車
追加効果:範囲収束/打撃
追加限定:なし
技能なし値:-2
上限:±0
説明:水の呼吸[水車]の派生技。水車・縦
範囲攻撃を一点に収束することで破壊力を増す。
対象が単体になり、攻撃力が+3する。また部位狙いも可能となる。
名称:針
基準動作:水の呼吸/汎用
追加効果:汎用,防護点半減
追加限定:突き限定
技能なし値:-3
上限:±0
説明:水の呼吸の汎用派生技。動作を刺突基準に変更する。
一点に集中することで防護点を半減(端数切上)する。
この動作は水の呼吸の攻撃動作と複合することができる。
ただし元から突き基準の動作とは複合できない。
名称:六連
基準動作:雷の呼吸/遠雷
追加効果:制限緩和
追加限定:部位ダメージ/脚、納刀状態
技能なし値:-2
上限:0
説明:雷の呼吸[遠雷]の派生技。霹靂一閃・六連。
直進しかできないという制限を緩和し、方向転換ができるようにする。
60°方向転換するごとに移動力を1浪費する。
使用するごとに、脚部に2点のダメージを受ける。
納刀してないと使用できない。
追加効果は自由に製作してくれて結構です。
以下に参考例を記述します。
《範囲攻撃/全周》 技能なし値-3
《範囲攻撃/前面》 技能なし値-2
この追加効果を施した複合動作は
対象を範囲に変更する。部位狙いはできなくなる。
単体攻撃を行う基準動作にのみ施せる。
《範囲攻撃/全周》の場合、攻撃範囲は自分の周囲2m以内(武器の長さ)となる。
《範囲攻撃/前面》の場合、攻撃範囲は自分の前方90°の2m以内(武器の長さ)となる。
《移動可能》 技能なし値-1
この追加効果を施した複合動作は
移動あるいは跳躍して攻撃しても大振りにならない。
《移動ダメージ》 技能なし値-2
この追加効果を施した複合動作は
攻撃前に5m直線移動するごとに、ダメージ+1Dする。
《多段収束/能動》 技能なし値-3
《多段収束/打撃》 技能なし値-3
この追加効果を施した複合動作は
多段攻撃判定を行った後、最終攻撃結果を一回のみにする。このときダメージ減少は無視する。
単体に多段攻撃を行う基準動作にのみ施せる。
《多段収束/能動》の場合、判定が1回成功するごとに相手の能動に-2のペナルティを与える。
《多段収束/打撃》の場合、判定が1回成功したごとにダメージに+1Dのボーナスを与える。
《範囲収束/打撃》 技能なし値-3
《範囲収束/能動》 技能なし値-3
この追加効果を施した複合動作は
対象を単体に変更する。部位狙いも可能となる。
範囲攻撃を行う基準動作にのみ施せる。
《範囲収束/打撃》の場合、ダメージに+3する。
《範囲収束/能動》の場合、相手の能動防御に-3する。
《予備フェイント》 技能なし値-2
この追加効果を施した複合動作は
命中判定の達成値と相手の戦闘技能で即決勝負を行い
勝てば相手にペナルティを、負ければ相手にボーナスを与える。
この効果はフェイントと重複する。
《変則》 技能なし値-2/LV (最大3LV)
《変則/受け》《変則/よけ》技能なし値-1/LV(最大3LV)
この追加効果を施した複合動作は
1LVごとに相手の能動防御に-1のペナルティを与える。
《変則/受け》《変則/よけ》のように、特定の能動防御に限定してもよい。
《ダメージ増加》 技能なし値-2/LV(最大3LV)
この追加効果を施した複合動作は
1LVごとにダメージに+1する。
《相殺可》 技能なし値-2
この追加効果を施した複合動作は
相殺防御が可能となる。
《防護点半減》 技能なし値-2
この追加効果を施した複合動作は
対象の防護点を1/2(端数切上)する
突き基準の動作にのみ施せる。
《汎用》 技能なし値-2
この追加効果を施した複合動作は
流派内の複数の動作に組み合わせられるようになる。
ただしその動作は上限まで習得していなければならない。
《射程延長》 技能なし値-2
この追加効果を施した複合動作は
柄を滑らせ、基準動作の射程を+1する。
更に、初めてこの動作を受けた相手の防御判定に-2のペナルティを与える。
「柔軟」の特徴がある場合、射程+2し、初見時の防御ペナルティ-4とする。
《制限緩和》 技能なし値-2~
この追加効果を施した複合動作は
基準動作に存在する独特な制限を緩和、撤廃する。
必ず消耗系の限定と一緒に取得すること。
《フェイント選択》 技能なし値-3
この追加効果を施した複合動作は
フェイント効果を振り直すことができる。
ただし相手がフェイント抵抗する前に行い、振り直した結果を選択しなければならない。
《フェイント》《予備フェイント》を伴う動作にのみ施せる。
《転倒判定》 技能なし値-2
この追加効果を施した複合動作は
命中時に転倒判定を強要する。
相手はダメージをペナルティとして体力判定を行い、失敗すると転倒する。
《追加複合》 技能なし値-2
この追加効果を施した複合動作は
効果が矛盾しない限り、更にもう一つ複合動作を複合できる。
《隙づくり》 技能なし値-2/LV 最大3LV
この追加効果を施した複合動作で攻撃したとき、防御判定を行った相手は
次の能動防御にLV分のペナルティを受ける。
<強化フェイント> 技能なし値-2/LV 最大4LV
この追加効果は【フェイント】及び【予備フェイント】効果を伴う動作にのみ複合できる。
フェイント時に成功度を+LVする。
必ず消耗系の限定と一緒に取得すること。
《多段修正緩和》 技能なし値-1/LV(最大4LV)
この追加効果を施した複合動作は、多段攻撃時の判定値マイナス修正をLV点打ち消す。
追加限定は自由に製作してくれて結構です。
以下に参考例を記述します。
《両手持ち》 技能なし値+1
この限定を施した派生動作は
日輪刀を両手持ちしているときにしか使用できない。
《二刀限定》 技能なし値+1
この限定を施した派生動作は
日輪刀を片手に1本ずつ持っているときにしか使用できない。
《納刀限定》 技能なし値+1
この限定を施した派生動作は
日輪刀を納刀しているときにしか使用できない。
《突き限定》 技能なし値+2
この限定を施した派生動作は
ダメージの基準が「突き」になる。
元から「突き」基準の動作には施せない。
《体勢を崩す》 技能なし値+1/LV (最大3LV)
この限定を施した派生動作は
使用後に能動防御にLVごと-1のペナルティを受ける。
このペナルティは次のターンの自分の行動で続き、それまで累積する。
《受け不可》 技能なし値+2
この限定を施した派生動作は
使用後に受けができなくなる。
このペナルティは次のターンの自分の行動まで続く。
《体勢を崩す》と同時に取ることはできない。
《防御不可》 技能なし値+5
この限定を施した派生動作は
使用後に防御判定ができなくなる。
このペナルティは次のターンの自分の行動まで続く。
《体勢を崩す》《受け不可》と同時に取ることはできない。
《追加疲労》 技能なし値+1/LV (最大3LV)
この限定を施した派生動作は
使用後にLVごと1点疲労する。
《部位ダメージ/〇》 技能なし値+2/LV
この限定を施した派生動作は
使用後に指定した部位に、LVごと防護点を無視して1点のダメージを受ける。
ダメージを受ける部位は、動作作成時に《腕》《脚》《刀》のいずれかを選択する。
《回数限定》 技能なし値+1/+2/+3
この限定を施した派生動作は
1日に使える回数が限られている。
1日3回で技能なし値+1,2回で技能なし値+2,1回で技能なし値+3とする。
《部位狙い不可》 技能なし値+2
この限定を施した派生動作は部位狙いができなくなる。
命中箇所はランダムに決定する。
能動動作の単体攻撃にのみ行える。
《部位限定/〇》 技能なし値+2
この限定を施した派生動作は
狙うべき部位が限定される。
《腕》《脚》《武器》などのいずれかを選択し、その部位を狙わなければならない。
(首は選択できない)
範囲攻撃ならびに《部位狙い不可》とは併用できない。
<ダメージ減少> 技能なし値+1/LV 最大5LV
ダメージを与える動作にみ複合できる。
この限定を施した動作は、LVごとにダメージが-1される。
<攻撃制限> 技能なし値+1/LV 最大5LV
この限定を施した動作を行ったとき、次の命中判定にLVごとに-1のペナルティを受ける。