岩のように頑強な防御に長けた流派。
筋力に物を言わせた荒々しい戦闘法も特徴。
機動力や受けによって防御する他の呼吸法と違い、耐久力を底上げするがゆえに弱点の無い呼吸である。
何事にも動じず、強固な信念で万象に対応する姿勢を持つ人間に適性があるらしい。
岩の呼吸(13CP)
主技能:日輪刀,岩の呼吸法
副技能:見切り,暗闇戦闘,強靭精神
追加技能:生存/山,ランニング,応急処置
通常動作:フェイント,部位狙い
呼吸動作:蛇紋岩、天面砕き、岩軀の膚、流紋岩、瓦輪刑部、鬼瓦
<岩の呼吸法> (肉体/難)
五大呼吸法の一つ。大地を踏みしめた不動の姿勢を骨子とする。
基礎能力を増幅させることによる、力押しの戦闘方法を得意とする。
15LVになると流派の副技能に+1のボーナスを与え、18LVになると+2のボーナス、21LVになると+3のボーナスを与える。
戦闘時に1点疲労することで1分の間、「頑強」を+1LVする(防護点+1)
この状態でのみ流派の呼吸動作を使用できる。
(技能レベルが18を超えると『常中』となり、常に上記の効果を得られる。21LVを越えると呼吸法技能による疲労回復が2倍になる)
また、1ターンを費やして技能判定に成功することで「呼吸」LV分だけ疲労点を回復できる。
<日輪刀> 肉体/並
日輪刀を扱う技能。使用するには軽荷以下でなくてはならない。
両手で扱った際は、技能の2/3が受け値となる。
-1のペナルティで通常の刀や木刀も扱うことができる。
<見切り> 精神/難
攻撃を見切る技能。防御判定時に1人を指定して使用し、1ターンに1度だけ使用できる。
成功すると1ターンの間、その相手に対する能動防御に対して+1のボーナスを得る。
3成功すると+2のボーナス、6成功以上すると+3のボーナスを得る。
[鋭敏視覚]1LVにつき1点のボーナスを得られる。[鋭敏嗅覚]2LVにつき1点のボーナスを得られる
ただし明度によるペナルティを受ける。
<暗闇戦闘> 精神/難
視覚に頼らず戦う技能。
技能レベルの半分だけ、明度による修正を打ち消す。
あるいはターン開始時に使用し 判定に成功すると明度によるペナルティを打ち消すことができる。
[鋭敏聴覚]1LVにつき1点のボーナスを得られる。[鋭敏嗅覚]2LVにつき1点のボーナスを得られる
<強靭精神> 精神/難
座禅などで精神の平衡を保つ技能。
血鬼術などの抵抗に際して、この技能で抵抗することができる。
意志の強さLVだけ、技能LVにボーナスを得る。
また、岩の呼吸法においては[復元反復]という技を習得する。
過去の痛みや怒りを思い返すことで集中力を爆発させ、筋力を倍増させることができる。
<岩の呼吸法>を使用しているとき、判定に成功することによって
「呼吸」による体力の増加を2回まで重ねがけ出来る。
<応急処置> 精神/易
負傷をその場で応急的に治療する技能。
30分かけて技能判定に成功すれば,1D-2点のHPを回復できる。
戦闘中でも1ターンを消費して判定し、成功すれば使えなくなった部位を一時的に使用できるようになる。
使用できるのは成功度+1ターンまで。
<ランニング> 肉体/易(生命力基準)
短距離長距離問わず、走ることの訓練を示す技能。
生命力を基準とする。
技能LVの1/8を、基本移動力に加算する。これによってよけも増加する。
名称:邪紋岩
種別:能動
対象:単体
技能なし値:<日輪刀>-3
上限:<日輪刀>
難易度:難
ダメージ:振り基準
追加効果:変則4LV,体勢を崩す2LV
説明:日輪刀を体に隠した後、思いもよらぬ角度からたたきつける技。
相手の能動防御に-4のペナルティを与えて攻撃する。
ただし不自然な姿勢をとるため、自身の防御に1ターンの間-2のペナルティを受けてしまう。
名称:[天面砕き]
種別:複合
基準動作:岩の呼吸/汎用
追加効果:射程延長,汎用
限定:なし
技能なし値:-3
上限:0
説明:岩の呼吸の汎用派生技。
技とともに日輪刀を投射することで射程を延長する。
攻撃動作を行うときに、この動作を複合して判定する。
(この動作を-2で習得しているとき、基準動作に-2のペナルティを受けて攻撃判定する)
この複合操作を組み合わせると、攻撃の射程を5m延長し、相手の後退防御を封じる。
ただし攻撃後は目標地点に武器が落下してしまう。
日輪刀に【投げ可能】の強化を施してる場合、即座に引き戻して準備することが可能。
通常攻撃と組み合わせた場合の名称は【天面砕き】
他の動作と組み合わせた場合の技名は【○○○・天面】となる。
名称:流紋岩
種別:能動,受動
対象:単体
技能なし値:<日輪刀>-3
上限:<日輪刀>
難易度:難
ダメージ:振り基準+4
追加効果:ダメージ増加4LV,転倒判定,相殺可,体勢を崩す2LV
説明:日輪刀を力任せにたたきつける、攻撃力のみを重視した技。
単体攻撃に対する相殺としても使用できる。
命中した相手はダメージをペナルティにして体力判定を行い、失敗すると転倒する。
ただし不自然な姿勢をとるため、自身の防御に1ターンの間-2のペナルティを受けてしまう。
名称:岩軀の膚
種別:受動
対象:自身
技能なし値:体力-2
上限:体力+4
難易度:難
追加効果:ダメージ軽減,移動力半減
説明:筋肉を硬直させることで鉄壁の耐久力を得る技。
ダメージを受けたときに判定し、成功度分だけ最終ダメージを軽減する。
このとき、呼吸による体力の上昇効果は受けられる。
ただしこの動作を使用すると、次のターンの間移動力が半減してしまう。
名称:瓦輪刑部
種別:能動,受動
対象:範囲
技能なし値:<日輪刀>-4
上限:<日輪刀>
難易度:難
ダメージ:振り基準+1
追加効果:範囲攻撃/前方,転倒判定,ダメージ増加1LV
説明:日輪刀で前方を薙ぎ払う範囲攻撃。相殺にも使用可能。
自分の前方120°の範囲に攻撃を行う。射程は2m。部位狙いはできない。
命中した相手はダメージをペナルティにして体力判定を行い、失敗すると転倒する。
名称:鬼瓦
種別:受動
対象:単体
技能なし値:<強靭精神>-4
上限:<強靭精神>+2
難易度:難
ダメージ:突き基準,振り基準
追加効果:自動反撃、防御不可
説明:攻撃を受けた瞬間、体に染みついた反射動作で反撃を行う技。
能動防御を放棄しないとこの動作は行えない。
自分へのダメージが確定したときに使用する。ダメージ0でも使用可能。
この動作で、受けたダメージ分のペナルティを受けて判定し
成功すれば射程内の対象一体に自動的に攻撃を行う。
部位狙いはできず、判定に成功した時点で命中判定に成功したものとみなす。
この時、対象が攻撃直後の場合、防御判定に-2のペナルティを与える。
1ターンに1回のみ使用可能。ただし2点疲労するごとに使用回数を+1できる。
名称:フェイント
種別:能動
対象:単体
技能なし値:<日輪刀>
上限:<日輪刀>+4
難易度:難
説明:フェイントの判定値が増加する。
効果は次の攻撃動作にのみ有効。
射程は武器の長さの3倍分の距離(日輪刀の場合6m)とする。
単体にのみ効果がある。
名称:部位狙い
種別:常時
対象:自身
技能なし値:0
上限:+4
難易度:難
説明:部位狙いを行うとき、判定にかかるペナルティをレベル分軽減する。
基本的に首切りを狙う剣士には必須の動作。
防具
名称:隊服
受動:0
防護点:4
重量:4kg
説明:背に『滅』の字が描かれた、黒い詰襟。
特別な繊維でできており、通気性はよいが濡れ難く、燃え難い。
雑魚鬼の爪や牙ではこの隊服を裂く事すらできないほど頑丈。