「水はどんな形にもなれる」を旨とする、いかなる状況にも対応し戦える流派。
基本呼吸では最多の型を有していて、技が基礎に沿っているため習得の難易度が低く派生の呼吸が特に多い。
鬼殺隊で最も多くの隊士に使われている呼吸である。
日輪刀の刀身は青に染まる。
無風の水面のような穏やかさと、流れに棹さす柔軟な思考を持つものは、水の呼吸に向くという。
水の呼吸(15CP)
主技能:日輪刀,水の呼吸法
副技能:見切り,暗闇戦闘,水泳
追加技能:生存/森,ランニング,応急処置,軽業,準備
通常動作:フェイント,部位狙い
呼吸動作:水面斬り、水車、流流舞い、打ち潮、雫波紋突き、滝壷、水流飛沫、生々流転
<水の呼吸法> (肉体/難)
五大呼吸法の一つ。水のような変幻自在の足さばきを骨子とする。
特に防御からのカウンターを得意とし、五大呼吸法の中で最もバランスが良い。
転倒や水中など、様々な状況での戦いに適応しているのも特徴。
15LVになると流派の副技能に+1のボーナスを与え、18LVになると+2のボーナス、21LVになると+3のボーナスを与える。
戦闘時に1点疲労することで1分の間、受け判定に1点のボーナスを得る。また受け回数が1回増加する。
この状態でのみ流派の呼吸動作を使用できる。
(技能レベルが18を超えると『常中』となり、常に上記の効果を得られる。21LVを越えると呼吸法技能による疲労回復が2倍になる)
また、1ターンを費やして技能判定に成功することで「呼吸」LV分だけ疲労点を回復できる。
<日輪刀> 肉体/並
日輪刀を扱う技能。使用するには軽荷以下でなくてはならない。
両手で扱った際は、技能の2/3が受け値となる。
-1のペナルティで通常の刀や木刀も扱うことができる。
<見切り> 精神/難
攻撃を見切る技能。防御判定時に1人を指定して使用し、1ターンに1度だけ使用できる。
成功すると1ターンの間、その相手に対する能動防御に対して+1のボーナスを得る。
3成功すると+2のボーナス、6成功以上すると+3のボーナスを得る。
[鋭敏視覚]1LVにつき1点のボーナスを得られる。[鋭敏嗅覚]2LVにつき1点のボーナスを得られる
ただし明度によるペナルティを受ける。
<暗闇戦闘> 精神/難
視覚に頼らず戦う技能。
技能レベルの半分だけ、明度による修正を打ち消す。
あるいはターン開始時に使用し 判定に成功すると明度によるペナルティを打ち消すことができる。
[鋭敏聴覚]1LVにつき1点のボーナスを得られる。[鋭敏嗅覚]2LVにつき1点のボーナスを得られる
<応急処置> 精神/易
負傷をその場で応急的に治療する技能。
30分かけて技能判定に成功すれば,1D-2点のHPを回復できる。
戦闘中でも1ターンを消費して判定し、成功すれば使えなくなった部位を一時的に使用できるようになる。
使用できるのは成功度+1ターンまで。
<ランニング> 肉体/易(生命力基準)
短距離長距離問わず、走ることの訓練を示す技能。
生命力を基準とする。
技能LVの1/8を、基本移動力に加算する。これによってよけも増加する。
<軽業> 肉体/難
アクロバットな身のこなしや、高いところから飛び降りたりできる技能。
ジャンプしたり、地面を転がったり、跳ね飛ばしの際の敏捷判定で、この技能で判定できる。
高い場所から落下したとき、技能判定に成功することで、落下距離によるダメージを5m分か成功度分mだけ軽減できる。
また1ターンに1度、アクロバットよけが可能。
よけ判定の前に判定し、成功すれば+1のボーナスを得る。
<準備/日輪刀> 肉体/易
日輪刀を一瞬で抜刀、あるいは納刀するための技能。
自分の行動の頭に判定し、成功すれば行動を消費することなく抜刀あるいは納刀することができる。
また日輪刀が非準備状態になった時も、技能判定に成功すれば即座に準備状態にすることができる。
この判定は1ターンに2度のみ使用可能。ただし2度目の判定には-4の修正を受ける。
「戦闘即応」の特徴があれば、技能に+1される。
階級による限定の+2まで伸ばしてよい。
<水泳> 肉体/易
この技能は速く泳いだり、水中で戦闘する際に役立つ。
水の呼吸法においては、流れる水のような足さばきで状況に対応する。
<水の呼吸法>の効果を受けている間、技能判定を行い成功すれば
明度以外の外部状況によるペナルティとダメージ減少を成功度分だけ軽減できる。
外部状況とは、足場、水中、血鬼術による拘束などが該当する。
名称:水面斬り
名称:[水面斬り]
種別:複合
基準動作:水の呼吸/汎用
追加効果:移動後攻撃,汎用,追加複合
限定:なし
技能なし値:-3
上限:0
説明:水の呼吸の汎用派生技。
移動時に水面のように規則正しい歩調を保ち、移動しながら攻撃可能とする。
通常攻撃や攻撃動作及びカウンターを行うときに、この動作を複合して判定する。
(この動作を-2で習得しているとき、基準動作に-2のペナルティを受けて攻撃判定する)
この複合操作を組み合わせると、2m以上移動して攻撃しても大振りにならない。
通常攻撃と組み合わせると【水面斬り】となり
他の動作と組みわせるときの技名は【○○○・水面】となる。
効果が矛盾しなければさらにもう一つだけ複合動作を組み合わせることができる。
名称:水車
種別:能動,受動
対象:範囲
技能なし値:<日輪刀>-3
上限:<日輪刀>
難易度:難
ダメージ:振り基準
追加効果:範囲攻撃/周囲,両手のみ,相殺可
説明:全身を水車のごとく回転させて周囲を薙ぎ払う。対集団戦用の技。
両手使用時のみ可能。
範囲は自分の周囲2マス全周。部位狙いはできない。
範囲攻撃に対する相殺技としても使用可能。
名称:流流舞い
種別:受動
対象:単体
技能なし値:受け-4,日輪刀-4
上限:受け,日輪刀
難易度:難
ダメージ:振り基準
追加効果:カウンター、後退不可
説明:水流に身を乗せ流れるように受け流し、刃を振るう。防御と攻撃を合わせた技。
受けが可能な時に使用する。後退防御とともには使用できない。
成功すると、射程内に敵がいればこの動作で即座に攻撃できる。
(受動防御ぶんで防御したときは成功とはみなさない)
この時、受けの成功度分だけ対象の能動防御にペナルティを与える。
1ターンに1回しか使用できない。ただし2点疲労するごとに使用回数を増やせる。
名称:打ち潮
種別:能動
対象:単体
技能なし値:<日輪刀>-2
上限:<日輪刀>
難易度:難
ダメージ:振り基準
追加効果:予備フェイント
説明:波が打ち寄せるがごとき動きで斬撃を繋げる技。
命中判定の際の成功度にフェイントの効果を持たせる。
対象は防御の前にフェイント抵抗を行い、敗北した分だけ能動防御にペナルティを受ける。
逆に勝利した場合は能動防御にボーナスを得る。
この効果はフェイントと重複する。
名称:雫波紋突き
種別:受動
対象:単体
技能なし値:受け-4,日輪刀-4
上限:受け,日輪刀
難易度:難
ダメージ:突き基準
追加効果:カウンター、後退不可、防護点半減
説明:全ての水の呼吸の技の中で最速の突き。防御と攻撃を合わせた技。
受けが可能な時に使用する。後退防御とともには使用できない。
成功すると、射程内に敵がいればこの動作で即座に攻撃できる。
(受動防御ぶんで防御したときは成功とはみなさない)
この時、受けの成功度分だけ対象の能動防御にペナルティを与える。また対象の防護点を半減(端数切捨)する。
1ターンに1回しか使用できない。ただし2点疲労するごとに使用回数を増やせる。
名称:ねじれ渦
種別:受動
対象:単体
技能なし値:受け-4,日輪刀-4
上限:受け,日輪刀
難易度:難
ダメージ:振り基準
追加効果:リカウンター、後退不可
説明:体のねじれを利用した反射動作で斬撃を生み出す技。カウンターに対するカウンター。
自身に対するカウンター攻撃に対して受けが可能なときに使用する。後退防御とともには使用できない。
成功すると、射程内に敵がいればこの動作で即座に攻撃できる。
(受動防御ぶんで防御したときは成功とはみなさない)
この時、受けの成功度×2だけ対象の能動防御にペナルティを与える。
1ターンに1回しか使用できない。ただし2点疲労するごとに使用回数を増やせる。
名称:水流飛沫
種別:常時
対象:自身
技能なし値:0
上限:+4
難易度:難
追加効果:姿勢によるペナルティの軽減
説明:動作中の着地時間・着地面積を最小限にし、どのような姿勢でも剣捌きを維持する技。
膝立ちや転倒時のペナルティを動作レベル分打ち消す。移動力は増えない。
膝立ち時:攻撃-2,防御-2,移動力0
転倒時:攻撃-4,防御-4,移動力1
またこの動作を習得しているとき、敏捷判定-4+動作レベルで判定しに成功転倒をキャンセルできる。
名称:生生流転
種別:能動,受動
対象:単体
技能なし値:<日輪刀>-4
上限:<日輪刀>
難易度:難
ダメージ:振り基準
追加効果:相殺可、ダメージ累積,受け不可
説明:うねる龍の如く刃を回転させながらの連撃。
回転を重ねるごとに威力を増していく。迫りくる障害を斬りながら敵との距離を詰めるときに最適。
ただし、この技の使用中は水の型の特徴である変幻自在の歩法が使えなくなる。
この動作を継続中、攻撃か相殺を行うごとにダメージが1Dずつ加算されていく。
(1回目は振り基準そのまま、2回目は+1D,3回目は+2D)
ただし継続中は受けが使用できなくなる。またこの動作以外の能動行動をとると継続が解除される。
名称:フェイント
種別:能動
対象:単体
技能なし値:<日輪刀>
上限:<日輪刀>+4
難易度:難
説明:フェイントの判定値が増加する。
効果は次の攻撃動作にのみ有効。
射程は武器の長さの3倍分の距離(日輪刀の場合6m)とする。
単体にのみ効果がある。
名称:部位狙い
種別:常時
対象:自身
技能なし値:0
上限:+4
難易度:難
説明:部位狙いを行うとき、判定にかかるペナルティをレベル分軽減する。
基本的に首切りを狙う剣士には必須の動作。
防具
名称:隊服
受動:0
防護点:4
重量:4kg
説明:背に『滅』の字が描かれた、黒い詰襟。
特別な繊維でできており、通気性はよいが濡れ難く、燃え難い。
雑魚鬼の爪や牙ではこの隊服を裂く事すらできないほど頑丈。