定義:地域や地域の人々の健康に影響を及ぼす因子(肯定的なもの、否定的なもの)を見極めること
モデルに基づいて現実世界を12個のシステム(要素)に分けて情報をアセスメントします。
大切なのは、膨大な情報を収集するときに、"健康に影響を及ぼす因子"かどうかを論理的に考えること。
むやみに情報を収集しすぎないこと。職種や担当業務によっても必要な情報は異なります。
また、統計等の事実である"データ"と住民の声のような主観である"観察"は区別して考えること。
5個の要素で構成されます。分析、要約、推論、不足、比較 です。
それぞれの意味は以下のとおりです。
分類:地域アセスメントの情報をシステムごとに分ける。G-CHAMテンプレートに従うと自動でできるもの。
要約:情報収集した事実のこと。文章で端的に記述したり、割合や図、グラフ、表でまとめる。
推論:事実を基に情報の意味を解釈したもの。地域アセスメントの情報が意味する内容を記述。
不足:分析するために足りないデータがないか確認
比較:分析するために他地域や時間軸(経年比較など)と比べて確認
特に重要なのは3.推論 4,不足5. 比較 です。当該セクションの解説をご確認ください。
・詳しい説明は名著に譲ります。とりあえず以下が3点と覚えておけばヨシ。
①漏れなく地域を見極められて
②アセスメント、分析、課題抽出がまとめてできて
③実践を立案、評価しPDCAを回せる便利な理論
次のように進めます。導入→解説→アセスメント,分析の実施→LT→改善
12個のシステムに取り組む順番は、保健師学生が行う際に効率的と思われる順番にしています(私見)。
順番はコア→サブシステムに移行してもよいです。教員等より指示があればしたがってください。