前回:1.発音と表記
発音が分かったら、早速文を作ってみましょう。ニョンペルミュの単語は時制などによる変化を持たないので、単語を並べるだけで文を作ることができます。
主語となる名詞の後に動詞を置くと文になります。
la lju.「私は歩く」
pjumos njos.「犬が眠る」
finnel lal.「少女が歌う」
他動詞の直接目的語は、動詞の後に置きます。
la li sjolmin.「私は花を見る」
fasnja kja pus.「猫が魚を食べる」
fi pel njonpelmju.「あなたはニョンペルミュを話す」
動詞の後には、直接目的語だけでなく、移動・変化の着点や場所が置かれることもあります。
manel su mal.「お母さんは家にいます」
fintjun sa fislan.「子どもが学校に行く」
mjontjun he hjulilan.「友だちが公園に来る」
「A は B だ」と言いたい場合には、動詞 na を用います。B にあたるものを na の後ろに置きます。
ketu na kestun.「これはペンです」
kenel na fistjun.「彼女は学生です」
kelan na salelan.「ここは郵便局です」
動詞の前に me を置くと、文の内容を否定できます。
la me lju. 「私は歩かない」
fintjun me sa fislan.「子どもが学校に行かない」
ketu me na kestun.「これはペンではない」