14.接続詞

前回:13.命令文 

今回学ぶのは接続詞です。接続詞はその機能によって二種類に分かれます。一つは句と句を並列するもので、sas と lel が当てはまります。これらを使う際は、コンマなどを間に挟む必要はありません。もう一つは、lus や hjen のように文と文の前後関係を表すものです。これらを使う際は前の文の最後に置き、コンマを挟んでから後の文を続けます。

ここでは、よく使う接続詞をいくつか紹介します。


sas

sas は句どうしを並列します。日本語の「と」や英語の and にあたります。

manel sas hanel tju sa pjes. 「母姉は買い物に行った」


3つ以上並列する際は、並列する要素の間全てに sas を置きます。これは、次に紹介する lel も同様です。

selon sja fasnja sas pjenpje sas silljul. 「彼はネコウサギヘビを飼っている」


lel

lel は選択肢を表します。日本語の「か」や英語の or にあたります。

lasju so ti te na lasmis lel pulfemis. 「私たちにできるのは戦う逃げるかだ」


lus

lus は、前の文が後の文の原因・理由であることを表します。

se komolka la lus, la tjas. 「彼が殴ったので、私は怒った」


hjen

lus は、前の文から予想されることとは異なる内容が後の文に続くことを表します。

se komolka la hjen, la me tjas. 「彼が殴った、私は怒らなかった」


fos

fos は、前の文が後の文の条件であることを表します。

se sa fos, la konnas sa. 「彼が行くなら私も行こう」


副詞としての用法

接続詞は文頭にコンマを挟んで置き、副詞として使うこともできます。

la netis sa hasalan. lel, la su mal mjen. 「今日は公園に行く。または、家で遊ぶ」

se komolka la. lus, la tjas. 「彼が殴った。だから、私は怒った」