9.後置詞 te

前回:8.前置詞

今回は後置詞の一つ、te について学びましょう。後置詞 te の使い方を学べば、かなり複雑な文が作れるようになります。


従属節

te を文の末尾に置くことで従属節を作ることができます。従属節は sjepelmju「話」や mjemju「考え」といった名詞の前に置かれ、その名詞の詳しい内容を表します。

la ho selon su hasalan kjofe kolhos te sjepelmju. 「彼が駅で財布をなくした話を聞いた」

fi hatus la te mjemju na mjefin. 「私に勝利しようという考えは愚かだ」

lasju lunfe lasju lisa nilsjemus te fatomju 「外国に旅行に行く予定を諦めた」


節の名詞的用法

te によって作られた節は、全体で一つの名詞として用いることができます。

la fis fi sol sjesku te. 「あなたが本当は傷ついていることを私は知っている」

se sjepantjun tjelfe te na sjontjen. 「そのミュージシャンが亡くなったことは悲しい」

finlon ljasfe manel sul tjos se te pulfe mal. 「母親が怒っていることが原因で、少年は家から逃げ出した」


関係節

te は関係節を作る際にも使われます。

kja pus te fasnja sja ful tas. 「魚を食べた猫は赤い頭を持っている」

la sjes selon pa la le te sjolmin. 「私は彼が私にくれた花が好きだ」


ニョンペルミュでは、関係節の修飾を受ける名詞を「被関係詞」と呼びます。これは英語の先行詞に相当するものです。ニョンペルミュでは先行詞が関係節の後に置かれる(つまり「先行」しない)ので、このように呼ばれるのです。被関係詞が関係節内で前置詞の目的語である場合、その前置詞は関係節内に残されます。

la su millan hjuli senel「私は店で彼女に会った」→ la su hjuli senel te millan「私が彼女に会った


被関係詞が形容詞や後置詞 mi による修飾を受けている場合、関係節はそれらよりも前に置かれます。

manel mu la pjes te la mi mel pulhos 「母が私のために買ってくれた私の大きなリュック」