2025.07.19|Sat.
2025.07.19|Sat.
私たちのゼミでは、「人が、人に運動・スポーツを教えること」「人が、人から運動・スポーツを学ぶこと」(「コーチング学」)について実践的に学ぶことを目指して活動しています。
実際に人がスポーツ活動を行う「実践」に身を置くことと、その実践を振り返る「省察」とを行き来(往還)しながら、新たな気づきを導き出すことや、言葉やしぐさ、さらには指導方法を豊富にしていくことを目指して取り組んでいます。ゼミがはじまる3年春学期には実践の場がない学生も多いですが、「実践」がないと学ぶための素材がありません。「実践」させてもらえる場を探したり、生んだりすることが最初の活動といってもよいかもしれません。
ゼミ活動の一環として、東京都北区サッカー協会主催の「知的・発達障がい者サッカー教室」と「女子サッカークリニック」に参加させていただいています。学生は、子どもたちの元気な姿や喜怒哀楽、指導者の皆さんの一挙手一投足に直接触れることを通じて多くの学びを得ています。五感すべてを通した学びです。冬には福島県・相馬市でNPO法人そうま中央スポーツクラブとの連携活動も計画しています。これらの活動が、学生にとってコーチング学を深めていくきっかけになるとともに、地域社会を考えることや、世代間の交流や継承を考える契機になっていくことを願っています。
知的・発達障がい者サッカー教室の一場面(ゼミ担当教員 金子元彦撮影)
女子サッカークリニックの一場面(ゼミ担当教員 金子元彦撮影)