Post date: 2015/12/30 13:32:09
立教179年・平成28年の新春を寿ぎます。正月はどうして、めでたいのでしょうか。正月は、新しい年の始まりで、春の始まりでもあるのです。春には、木々は新芽を吹き、生命の始まりと成長を意味します。それでお芽出とう、おめでとうとなるのです。日本のお正月は、暦が中国から輸入される以前から、正月の行事は固有のものとしてあったようです。
暦が未だ無かった時代に、人々は感覚として、新しい時の始まりをどうして知ったのでしょうか。不思議ですね。でもちゃんと新年の始まりを知らす何かがあったようです。それは雪解けであったり、雪山の一部が溶けて、動物の形をあらわしたりしたときに、春の準備の種まきをしたり、したことが最初ではないでしょうか。そして、今年も良い収穫が有りますようにと、神に祈ったのが始まりと言われています。
田の神が、一人ひとりの人たちに、新しい年の初めに、新しい魂を届けに来たのが「お年玉」、「御年魂」です。誰にも平等に、一つずつ。要らないと言っても必ず一つだけ、それが、歳を取ることで、正月には誰もが一つずつ、歳が増えるのです。それが、数え歳という考え方です。
今年は、教祖130年祭の年です。1月26日午前10時30分から、天理教教会本部で、祈念のおつとめがつとめられます。みなさん家族そろって参拝させて頂きましょう。