ListFile,CommentFile,ResponseFile
PPxでは
ListFile
コメントファイル
レスポンスファイル
を扱うことができる。ここではそれらについて、簡単に紹介。使い道は色々あるので、気になる人はググッて他の人のやり方を参考にしてみるのがいいと思う。
ListFile
先頭に「;ListFile」の一行があるテキストファイルは、その中身を仮想ディレクトリとして取扱うことができます。
また、パスの末尾に「::listfile」が付いているときは、「;ListFile」が無くても仮想ディレクトリとして取扱うことができます。
ディレクトリのエントリは、各行を一つ分のフルパスとして取扱います。
PPcのWhereIsなどで使用しています。また、次の時にも使えます。
・あちこちのディレクトリに散らばっているよく使うファイルを1つのディレクトリにまとめたいとき。
・外部の検索アプリケーションなどで得た結果一覧をPPcで参照・利用したいとき。
このようなテキストファイルを作るとする。
そのテキストファイル上でEnterを押すと、仮想ディレクトリとしてそこに記載したファイルを扱うことができる。
コメントファイル
カレントディレクトリに 00_INDEX.TXT というファイルがある場合、このファイルの内容を元に各エントリのコメントを用意します。
行頭にファイル名、空白を空けてコメント内容を記載する。コメントは、表示形式で指定し、表示することができる。
例えば、以下のようなフォルダがあるとする。
ここに00_INDEX.TXT というファイルを、以下の内容で作成する。
左がフォルダ内に存在するファイル名。空白を挟んで右が、コメントだ。
[;]で表示形式メニューを出し、コメント付を選択すると、次のようになる。
レスポンスファイル
一行毎に処理対象となるファイルのパスが記載されたテキストファイル。
外部ソフトに複数のファイルを投げて、個別に処理させたい時
非アクティブな窓の複数のファイルを処理したい時
に使う。
ListFileやコメントファイルと違い、直接ファイルを作ってそれを編集する、ということはない。コマンドのマクロで指定すれば、マークファイルを元に、Tempフォルダに自動でレスポンスファイルが作成され、それを利用するという形なので、あまりその存在を気にする機会はないと思う。
例えば、反対窓でマークしたファイルを現在窓に移動/コピーする時に使う。
KC_main = { ; PPcメイン窓
\M ,*file move,%*extract(~"%%@*8FCDN"),%1
\C ,*file copy,%*extract(~"%%@*8FCDN"),%1
}
あとは、7-zip(7zG.exe)で書庫の展開をする時にも使っている。
KC_main = { ; PPcメイン窓
\U ,%M_MyUnpack,1
}
M_MyUnpack = { ** comment **
現在窓に展開(&1) = *script %0\Script\wrap_7zG.js,"%a8FCDN","%1"
反対窓に展開(&2) = *script %0\Script\wrap_7zG.js,"%a8FCDN","%2"
反対窓のマークファイルを現在窓に展開(&3) = *script %0\Script\wrap_7zG.js,%*extract(~"%%a8FCDN"),"%1"
}