投稿日: Aug 23, 2011 2:41:37 AM
明治大学金融数理科学ワークショップ
『金融数理科学と金融技術への将来展望―ポスト金融危機への視点―』
(「拡がってゆく数学」文科省のプロジェクト
http://www.mext.go.jp/a_menu/math/index.htm
のひとつです)
主催 明治大学数理科学インスティチュート、明治大学大学院先端数理科学研究科
共催 文部科学省
日時 2011年9月16日(金)13:00~18:10
場所 明治大学紫紺館4F (千代田区神田駿河台、リバティータワー斜め前)
http://www.meiji.ac.jp/koyuka/shikonkan/
参加:登録者優先・参加費無料―所属・氏名・メイルアドレス、懇親会参加(会費3,000円)の有無を
meijiws0916@yahoo.co.jp ご連絡ください。
明治大学先端数理科学研究科は、明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)のもとに2008年度文部科学省グローバルCOEプログラム「現象数理学の形成と発展」が採択されたのをうけ、その発展的継続拡大として、2011年4月に創設された教育研究機関です。現象数理学あるいは現象の数理モデル化という方法論を駆使して、非線形非平衡の数理,数理生物学,数理医学,金融数理科学,数理人間科学等の数理科学の発展に貢献することを目指しています。
今回のワークショップでは、中でも金融数理科学のテーマのもとに、ポスト金融危機の金融環境の中で進化していく金融産業界での金融技術について展望し、諸課題について議論します。基調講演者として、シンガポール国立大学のリスクマネジメント研究所のディレクターであるDuan教授を招聘する。Duan教授には、彼らの研究所が精力的にチャレンジしている、世界の企業の信用リスク分析情報を無料で提供しようとするプロジェクトの紹介と、最近の彼の信用リスク評価モデルについて講演をしてもらいます。
そして、ポスト金融危機の環境下で、金融産業と金融数理の間の諸課題と金融技術の実践的な諸問題を議論する。そのために、日本の金融技術の現場や金融数理モデルに詳しい研究者並びに実務家が、投資・資産運用、金融リスクマネジメント、派生商品、保険商品 などのモデルについて、最近の動向や諸課題について議論し、展望します。もって、今後の金融数理科学のさらなる発展に貢献したい、と考えております。
文部科学省のワークショップの共催趣旨:
諸科学や産業界における様々な課題の解決を図り、効率化・低炭素化された社会を実現するため、全国の数学・数理科学研究者と諸科学分野や産業界の研究者・技術者との議論の場を設け、両者の連携による研究テーマを探索・検討し連携研究につなげていくとともに、連携拠点の形成に資することを目的とする。
プログラム
受付開始 12:40
13:00‐13:15 主催者・共催者 あいさつ
基調講演
13:15‐14:05 Jin-Chuan Duan (Director &Professor of Risk Management Institute, National University of Singapore)
"Multiperiod Corporate Default Prediction– A Forward Intensity Approach"
課題提起講演
14:05-14:35 刈屋武昭(明治大学先端数理科学研究科)
「金融産業と金融数理科学の間にある諸問題」
14:35‐15:00 コーヒー・ブレイク
第2部 各領域の展望
15:00‐15:20 乾孝治(明治大学先端数理インスティチュート・グローバルビジネス研究科教授)
「流動性リスクの数理モデルと展望」
15:20-15:40 松山直樹(明治大学理工学部教授)
「保険リスクの数理モデルの展望」
15:40-16:00 加藤康之(京都大学経営管理大学院教授)
「投資数理モデルの展望」
16:10-16:30 池森俊文((株)みずほ第一フィナンシャルテクノロジー)
「金融テクノロジ―における金融数理の重要性」
第3部 金融数理技術の課題と今後の発展の展望を議論する
16:35‐18:10 パネル&ワークショップ
懇親会 18:10‐19:40 有料3,000円(受付にてお支払いください)