小話

ふつうの

なろうとカクヨムのいせにほ

  • いせにほはなろうとカクヨムの双方にアップしている。カクヨムの方はルビがあるが、なろうは翠が理解してようがしてまいがルビがない。カクヨムで一回読んでから、なろうで最初から読み返して、ルビが無くても異世界語が読める感動を是非味わってほしい(などと言っているが、なろうとカクヨムのルビの仕様が違うために面倒なのでなろうにアップする話からスクリプトでルビを削除しているだけである。)

時計

  • 翠は#14, #31, #32で時計を読んでいるが、ここでは正しく時計を読めている。ここはアプリオリではないではないか!という意見が出そうだが、実は後の度量衡考察において偶然of偶然にも同じ形式になってしまった(詳しくはこちら)。ちなみにファイクレオネにおける秒 stususnは0.809259~0.809267秒と定義されているうえ、ファイクレオネの一日は地球よりも約1.16%長い。

ネイティブの間違ったリパライン語

  • シャリヤとかヒンゲンファールさんとかは客観的に翠に分かりやすく話したわけではない。概念的な外国人に分かりやすいのと翠をタカン人だと見たときに通じると考えられた言葉遣いをしようと意識しているだけであるが、彼らはla lex(前文引用)が翠に通じないと考えてfqa(指示代名詞)を代用した。日本語に合わせて代用したわけではなく、古理語においてla lexに当たるものをfghpha(現代語のfqaと同根)であらわしており、シャリヤたちは翠をタカン人であると想定している(シャリヤ自身はそうでないと思っているが基本的に異世界から来たと信じていてもタカン人っぽいというところにどうしても影響される)ため、ラネーメ語族ではla lexとfqaのように話中指示を分離しないことを知っているためにこのような配慮をしたのである。

このサイトのURL

  • goodthink、つまりニュースピークで「正統性・正統的に考える」という意味である。urlにニュースピークを使ってみたくなっただけで、特に深い意味はない。

題名が多すぎる

  • 2018年5月現在、初期に使われていた広報画像には"Edixa p'waxundeenren, pustiej leus lkurf niv"、undeerlとenpediaは"waxundeen dusnijo'i es pelx cene niv lus pustiej"、近況ノートは"P'es waxundeen dusnijrakrantien'i, niss niv lus pustiej."、書籍の表紙には"lipalain iurle"というように題名の理訳がバラバラである。個人的には近況ノートのやつをお勧めするが、なんでこうなった?

cenesti

cen(翠)+-sti(呼格語尾)などをくっつけようとすると語幹の蒼クラスに対応する緩衝母音であるeが子音の間に挟まれ、"cenesti"「翠よ」になる。ここに何の間違いも無いのだが、リパライン語には可能を表す助動詞として"cene"が存在する。そこで"cenesti"を"cen-e-sti"ではなく"cene-sti"に異分析してしまう可能性が生じる。アクセント的に話している時に間違えることは無さそうだけど、文字だけを見ているとリパラオネ人の名前に一音節のものが少ないのもあわせて異分析されそうではある。

ちなみに"cenesti"の初出は#7であり、-stiの習得は#24、ceneの習得は#30である。翠はそれぞれの形態素を分けられるように習得しているので混同はしなかったと考えられる。jekto.vatimelijuはリパライン語話者側に関して「口語の例外発音により [ˈse̞ne̞sti] と [ˈse̞ːne] だったので混同しなかった、という可能性はある」と考察している。