第四部小ネタ
#177
#177
- 敬虔なリパラオネ教徒であるシャリヤは、フィアンシャで嘘を付くことが出来なかった。八戒の三文目、フィアンシャンの四文目などリパラオネ教の教典にも嘘をついてはならないと書いてある。
- "tirne"は女性が用いる疑問の相位詞(日本語に無理やり訳すなら「~かしら?」)であるため、男性に見える翠が用いたのを聞いてシャーツニアーは違和感を覚えたと思われる。
#178
#178
- 「水色鳥のSNS」はTwitterのこと。
- レチェーデャは"karedza"というシャリヤの祭祀名称から、"xalija"という本来の名前をシャーツニアーとしての長年の経験の中で即座に結びつけたに過ぎない。祭祀名称自体は機械的に作られるものであるので、訓練をすればすぐに対応が分かるようになる。
#179
#179
- 第一次社会主義ユエスレオネ時代には、共同生活組合として一つの街に人間が束縛され、身分証(kinium)がなければ診察、食料配給、生活の大部分が保障されず、ホームレスなどは社会から阻害され、それらの保護はフィアンシャや医者などのボランティア活動などで行われた。このためレチェーデャは身分証がなくても診察してくれる医者を紹介した。
#181
#181
- 「"Hah hah hah, coss nili kandyraverl stokyd?"
- ははは、トマトジュースは嫌いかい?
- "......Ers niv kandyravo xale ciantio stokyd?"
- ……トマトを潰すように酷い目にあうのではなくて?」
- という会話があるが、これはkandyraの「ジュースにする」、「酷い目に合わせる」という二つの用法を掛けた言葉遊びの要素のある会話である。
#187
#187
- 第一次社会主義ユエスレオネ時代には通貨は廃止されていたが、民間や闇市などでは旧レアディオ共和国通貨であるところのレジュが利用されていた。しかし、共産党体制はレジュを使う者を厳しく規制し、公には使えない状況になっていた。正史ではショレゼスコ後にレジュを連邦の法定通貨として制定している。
#195
#195
- 「筋肉モリモリマッチョマンの変態」、コマンドーより。
#196
#196
- サブタイトル「Anskejemro」は「出落ちの、すぐに消える、出オチ」の意味を表すユーゴック語の形容詞。詳しくはこちらを参照。
#198
#198
- culpは東島通商語の古い自称"Culup lukup"に由来する。これはリパライン語の"stylup lkurf"に由来しており、「恨めしい言葉」という意味である。このためユエスレオネがPMCFの存在を認知してからはculpという呼び方は差別用語と認識されるようになり、新しい自称であるpemecepelukuppと呼ぶべきであるという主張がなされるようになってきた。
#204
#204
#206
#206
- 元々アイル共和国を含むPMCFはピリフィアー歴2000年に発生した感染症パンデミックとウェールフープを使うモンスターの発生により空中要塞であるところのユエスレオネに逃げ込めなかった者のうち生き残ったものが作った国家連合である。このためユエスレオネ人を「逃げた者」「おいていった者として見下げる傾向があった。アイル共和国における排外主義はユエスレオネやハタ王国からの流入に対して起こったもので実際的に被害などが起こっているわけではないのに独立国家戦争時代に抑圧されていたということから反動的なナショナリズムや排外主義が発達した。ユエスレオネとの接触後からは態度が軟化していく。
- "co es culp?" "ja! mi jel culpo'c!"は翠側ではヤバイ人の発言のように感じられるが、生徒は実はculpの語義を東島通商語で取っており、「君は恨めしいのか?」「ああ!恨めしいさ(お前らが)」と言っているに過ぎない。
- アイル共和国は民族や氏族が大量に居る。翠がnihonが故郷と言ったのは分からなかっただろうが、顔つきなどからラネーメ人であると考えていた可能性が高い。
#216
#216
- 「車輪のようなシンボルに赤線で射線が描かれている~標識」……ラネーメの道路標識で車両進入禁止を表す。
#219
#219
- 「クソッ何も書いてねえ……」、ギャグマンガ日和より
#224
#224
- 最初の"chesim"が理解できていなくて、後の"chesim"が訳されているので違和感を抱いたかもしれないが、これは最初の"chesim"はフェリーサが"jexi'ert"で訳したために翠には理解できなかったからである。
- "taval"は「立場」の意味では使えない。ここでは「そのようなことをすると、働くことや脚立を失う」と読めてしまう。ただ、詩的表現として通らないとは限らないがそれにしても抽象度がいきなり高くなり過ぎなので不自然である。
#225
#225
- "simmakasuka"はアイル語で「売国奴、国賊」を表す。フェリーサも翠も容姿でラネーメ系であると判断され、当時ラネーメ系の共和国であったアイル共和国に反することは売国行為であると看做された。
#227
#227
- PMCFの議会はリナエスト共和国にある。ここで言われている議会はアイル共和国議会のことである。