2022年11月11日
第16回研究報告会
金融プラス・フォーラム
事務局
金融プラス・フォーラム「第16回研究報告会ご案内」を送付させていただきました。今回は猪俣哲史先生(ジェトロ・アジア経済研究所 海外研究員)をお招きし、「グローバル・バリューチェーンから見た米中デカップリング」と題して報告していただきます。現在、猪俣先生は経済協力開発機構(OECD:パリ本部)に客員研究員として出向中ですので、パリからの報告となります。
コロナ禍や米中対立、ロシアのウクライナ侵攻など、世界経済の不透明感が増すなか、もはやGVCへの理解なくして国際関係のダイナミズムを捉えることは困難になっています。本報告では、付加価値貿易やサプライチェーンのガバナンス、そして米中デカップリング問題など、世界経済の今後についてグローバル・バリューチェーン(GVC)の視点から幅広く解説していただきます。
なお、今回からzoom(オンライン)での開催に戻ります。研究報告会終了後、オンライン懇親会を予定しております(ビールで乾杯予定)。是非ご参加ください(どちらかだけの参加も可です)。
記
1 テーマ:グローバル・バリューチェーンから見た米中デカップリング
2 日時:2022年12月11日(日)16時30分~18時00分
報告(16:30-17:40)の後、質疑応答を予定しています。終了次第、オンラインにて懇親会(18時~19時)。
3 開催方法:オンライン(zoom)
4 会費:研究報告会、懇親会とも無料
5 研究報告者:猪俣哲史(ジェトロ・アジア経済研究所 海外研究員/OECD客員研究員)
1990年ロンドン大学政治学部学士課程修了、1991年オックスフォード大学大学院経済学部卒業、2014年一橋大学より博士号(経済学)取得。 1991年アジア経済研究所入所。2000年~02年ロンドン大学客員研究員。2020年より現職。
国際産業連関学会前会長、学会誌 Economic Systems Research 編集委員。
主要著書に『グローバル・バリューチェーン ―新・南北問題へのまなざし』(日本経済新聞出版社、2019年7月刊行:毎日新聞社/アジア調査会主催「アジア・太平洋賞 特別賞」受賞、大平正芳記念財団主催「大平正芳記念賞」受賞)、
Inomata, S. ed. (2011) Asia beyond the Global Economic Crisis. Edward Elgar, Cheltenham. などがある。
6 主催者
金融プラス・フォーラム(会長:唐木宏一)
7 連絡先
野澤:ZZZt-nozawakag「アットマーク」jcom.zaq.ne.jpZZZ
宮下:ZZZk-miyashita「アットマーク」yu-cho-f.jpZZZ
迷惑メール防止のため変更しております。
Zを削除し「アットマーク」を@に変更してください。
8 過去の研究報告
<2017年>
第1回(12月):井上智洋(駒澤大学准教授)『人工知能は未来の経済をどう変えるか?』
<2018年>
第2回(3月):瀧俊雄(マネーフォワード取締役Fintech研究所長)『フィンテックのインパクト』
第3回(7月):宮村健一郎(東洋大学経営学研究科研究科長)『 アメリカ銀行業のP2Pレンディング戦略』
第4回(9月):駒井隼人(株式会社Delta Valuesチーフデータサイエンティスト)『ビッグデータから見た個人投資家行動』
第5回(12月):中村淳一郎 (株式会社IICパートナーズ代表取締役社長)『企業年金・退職金のエッセンスと企業経営に活かす視点』
<2019年>
第6回(3月):畔上秀人(東洋学園大学現代経営学部教授)『リスク評価の世代間継承-生命保険について-』、江口政宏(商工総合研究所主任研究員)『ブロックチェーンは次世代プラットフォームとなりうるか』、冨田洋介(共栄大学国際経営学部専任講師)『金融市場と経済格差に影響を及ぼす法的環境の実効性について-制定法と慣習法の相違を中心に-』
第7回(7月):牧野知弘(オラガ総研株式会社 代表取締役 / 不動産事業プロデューサー)『不動産価値革命と住宅―人生100年時代を迎えて―』
第8回(9月):武田泰弘(TRENDE株式会社テクノロジーディレクター)『電力流通とP2P電力システム』
第9回(12月)濱口桂一郎(労働政策研究・研修機構研究所長)『人生100年時代の雇用と労働』
<2020年>
第10回(12月):駒井隼人(一橋大学経営管理研究科博士後期課程、株式会社Delta Values)・小谷野良太(株式会社Delta Values)『個人投資家は何を基準に投資の意思決定をしているか? ―株価からの一考察』
<2021年>
第11回(3月):野崎浩成(東洋大学国際学部教授)『地銀と持続可能性』
第12回(7月):森健(株式会社野村総合研究所未来創発センター・グローバル産業・経営研究室長)『コロナ禍が加速させるデジタル資本主義』
第13回(12月):清水洋(早稲田大学商学学術院教授)「流動性とイノベーション:国、企業、個人はどのように立ち向かうのか」
<2022年>
第14回(3月):鈴木隆雄(桜美林大学大学院教授、国立長寿医療研究センター理事長特任補佐)「日本の高齢者は若返っているか:科学的根拠に基づく高齢者の健康増進に関する戦略」
第15回(10月):近藤一仁(岡山商科大学客員教授)「IR(インベスター・リレーションズ)の過去・現在・未来について~変わらない IR の本質を説き、真の企業価値の向上と評価改善を提言する~」