第5回研究報告会

2018年11月26日

第5回研究報告会

金融プラス・フォーラム

事務局

金融プラス・フォーラム「第5回研究報告会のご案内(最終案内)」を送付させていただきました。今回は中村淳一郎氏(株式会社IICパートナーズ代表取締役社長)に「企業年金・退職金のエッセンスと企業経営に活かす視点」と題して報告して頂きます。報告内容は、①IICパートナーズのコンサルビジネスに関するエッセンス、②企業年金・退職金のエッセンス、③企業年金・退職金を企業経営に活かす視点、です。

年金について、米国では三本脚の椅子(three-legged stool)として公的年金、企業年金、個人年金を併せて捉え年金改革が進められており、日本でも少子高齢化社会を迎え喫緊の課題として年金改革が進められています。年金は老後生活にとって重要な生活源であり、政府も成長戦略の一環として位置づけています。今回の研究報告では、特に企業経営に影響の大きい企業年金に焦点をあてた内容です。

企業年金の改革が進んでいます(DB(確定給付年金)→DC(確定拠出年金)、ガバナンス等)が、一方で企業年金と不可分一体の関係にある退職金を含めた退職給付という概念でトータルに見据える必要があります。この点、運用サイドから見ることに慣れ親しんだ者からすると見過ごしている点も多いようです。この企業年金・退職金のエッセンスをわかりやすく報告していただくとともに、企業経営に活かす視点も提示していただきます。講師の中村氏は公認会計士であると同時に日本アクチュアリー会研究会員、DCアドバイザーでもあります。また、金融プラス・フォーラムとしては初めてお招きする経営者で、コンサルビジネスの経営者としての姿も窺い知れるものと思われます。

今回も質疑応答を交えた活発な議論が期待されるところです。研究報告会終了後、ささやかな懇親会を催したいと思いますので、こちらの方にも是非ご参加ください(どちらかだけの参加も可です)。

<参考>(株)IICパートナーズの会社概要(HP参照)

年金業務政令指定法人(厚生労働省)/アベリカグローバルメンバーファーム。

公認会計士と年金数理人が共同で設立した我が国で初めての中立系年金コンサルティングファーム。『独立した立場で誠実に日本企業が抱える「退職給付に関する課題」を解決し、企業の成長発展に貢献する』ことを企業使命として活動。年金数理人、アクチュアリー、公認会計士、証券アナリスト等、計35名の陣容で、退職給付債務計算、制度設計コンサル、年金ALM、年金運用コンサル等のサービスを提供。世界有数の年金コンサルティンググループ(アベリカグローバル)のメンバーファームである。

1 テーマ:「企業年金・退職金のエッセンスと企業経営に活かす視点」

2 報告者:中村淳一郎((株)IICパートナーズ代表取締役社長)

1996年早稲田大学商学部卒業。公認会計士試験合格後、(現)有限責任監査法人トーマツを経て、IICパートナーズにて年金コンサルタント・経理部長・執行役員・総合企画室長・取締役を経験後、2012年に代表取締役就任。コンサルティング・監査・経理・人事の実務経験に基づいた「本質をつく講演」を信条としている(講演実績200回超)。寄稿等のメディア掲載としては、『年金資産構成割合に関する注記開示について』(CFO-FORUM誌/CFO協会発行、2014年12月)、『「退職給付債務なし」利点~リスク分担型企業年金、導入広がるか』(日経産業新聞、2016年10月17日/インタビュー記事)、『退職給付会計ABC~確定拠出型制度、複数事業主制度、簡便法、開示~』(月刊企業年金/企業年金連合会発行)、『誌上セミナー~改正退職給付会計基準(全3回)~』(週刊経営財務2013年10月~12月/税務研究会発行)などがある。また、会社のHPでは代表コラムも執筆しており参考になる。

3 日時

2018年12月21日(金)16時30分~18時00分

報告(16:30-17:45)の後、質疑応答を予定しています。終了次第、近場にて懇親会。

4 会場

東洋大学白山キャンパス(文京区白山5-28-20):5号館3階5309教室

最寄駅:地下鉄三田線白山駅A3出口から「正門・南門」徒歩5分(HP参照)

交通アクセス(白山キャンパス)

最寄駅:都営三田線白山駅

5懇親会(18時15分開始~)

「カフェ ボラーレ」:文京区白山5-35-5石上第2ビル1F(HP参照)

TEL.03-5800-5842

都営三田線白山駅 徒歩1分(白山駅A3出口から白山神社の参道方面)

6 会費

無料。懇親会は別途料金(4千円程度)

7 主催者

金融プラス・フォーラム(会長:唐木宏一)

8 過去の研究報告

<2017年>

第1回(12月):井上智洋(駒澤大学准教授)『人工知能は未来の経済をどう変えるか?』

<2018年>

第2回(3月):瀧俊雄(マネーフォワード取締役Fintech研究所長)『フィンテックのインパクト』

第3回(7月):宮村健一郎(東洋大学経営学研究科研究科長)『 アメリカ銀行業のP2Pレンディング戦略』

第4回(9月):駒井隼人(株式会社Delta Valuesチーフデータサイエンティスト)『ビッグデータから見た個人投資家行動』