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2017年1月31日
『平成27年度「未来を拓くふっさっ子学習発表会」』に参加して【野村 亮】
福生市教育委員会事務局御中
1月28日に実施された「未来を拓くふっさっ子学習発表会」を、仕事の都合上前半部分(休憩まで)のみ拝見しました。
当日アンケートを提出できなかったので、メールにて送らせていただきます。
<感想>
一言でいうと、非常にがっかりしました。
前半のいじめ防止サミットですが、ディスカッションの部分まで台本、原稿を読み上げているだけで、まるで茶番劇に見えました。
これは、代表児童生徒が話している言葉が、彼ら自身の言葉には到底思えなかったからです。
パネルディスカッション形式なのにまるで臨場感が感じられません。
原稿はどなたが作ったのでしょうか?
特に最後の共通ルールを作っていくところの強引さは、目に余るものがありました。
最後の方はとても見ていられないほどに…演じている子供たちが気の毒に思えてきました。
そうしてみると、何もかもが嘘っぽく感じられ、冒頭部分で発表された各校児童会、生徒会で議論された内容などまでもが、どこまで本当のことなのか?と疑いたくなるほどです。
違うでしょ?発表した子たちは学校でもこれらのことに真剣に取り組んでいる子たちなんでしょ?
それなのに見た人にこう感じさせてしまうような演出は誰がしたんでしょう?
まったく、真剣に取り組んでいる子供たちにも失礼だし、時間を割いて見に来てくださっている人達にも失礼だと思いました。
本当に子供たちだけで共通ルールを導き出すというのならきちんと子供達に任せれば良いし、それでは進行上無理があるというのならどなたか先生がコーディネイトなりをすれば良いと思います。
子供たちのことも信頼していない上、子供たちが自ら作ったというような形をとり、子供たちに責任を取らせるような今回の発表はとても残念です。
そして、このチープな寸劇をこの子達に演じさせる教育的な効果はどこにあるのでしょうか?
私にはまったく理解できず、非常にもやもやとしたいやな気分で会場を後にせざるを得ませんでした。
社会教育委員 野村亮
以上の見解は、執筆者個人の意見であり、
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