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2012年10月9日

都立・私立/中学・高校/合同説明会・相談会を終えて 【中野 恵一

6日に実施した合同説明会・相談会は、事前における

地元の学校と市教委事務局のうち一部の非協力的な

姿勢(*)にも関わらず、熱心にご対応いただいた

参加各校の先生方のご理解ご協力と、都外も含めて

来場いただき真剣に情報収集に努めておられた保護者の

皆さん、生徒・児童の皆さん、またご挨拶もいただきました

村山副市長をはじめ市議会議員ほかご来賓の皆さん、

そして会場として使わせていただいた公民館・さくら会館の

館長・職員の皆さん、お手伝いをいただいたPTAや

おやじの会等の関係者の皆さんのおかげで、無事に

終えることができました。

関係各位には、改めて、御礼を申し上げます。

時期的に、学校個々の説明会等とも日程が重なるなどの

影響もあったと思いますので、集客数としては不十分な面も

あったものと思いますから、参加いただいた学校のご期待

には必ずしもお応えできなかった面もあると思いますし、

なにぶん初めての試みで行き届かなかった面も多々あったか

と思いますが、長い時間じっくりとご相談をされている様子も

随所にお見かけしましたので、学校と保護者および

児童・生徒との出会いの場として有意義な機会にして

いただくことができたのではないかと感じました。

来年度以降にも、時期や内容を再考しつつ、より有意義な機会

として実施していきたいと思いますので、どうぞご指摘等

ありましたら、お知らせいただければと思います。

今回は準備段階より、教育委員会事務局においては、

一部からは非常に心強いご支援をいただく一方、

いまだに理解に苦しむ一部の非協力的な対応といった

アンビバレントな状況があり、またその姿勢にも起因すると

思われる一部の学校によるネグレクト、偏狭な対応には、

残念の一言です。

我々の事前の説明が不十分な点もあったものと反省していますが、

そうであればこそ、これだけ議論の的となったイベント、実際に

ご自身の目で確認されるといいと思うのですが、来場いただいた

杉山議員がコメントされている通りで、本当に、

「とても不思議な感覚」に襲われます。

曰く、

「我が市の教職に関わる人の姿が見えないのは何故だ!

せめて広報宣伝に協力して、親御さんに情報収集の機会を

与える方が学校の為にもなるだろうし・・

プロとしての教員ならこの場に情報収集に来てみても

ご自身にとって決してマイナスにはならないだろうと・・」

おそらく、その疑問への答えは、今回の取り組みに注目して

くださっていた本間氏も引用されている記事にあるとおりで:

<教師から変えるのは難しい気がします。

頑張っていい教育をしている先生も確かにいますが、

まだまだ「事なかれ主義」の人が多いと思います。

自分の待遇と定年までの雇用が何より重要に

なってしまっているのです。

いじめの隠ぺいなんかは、教師の「事なかれ主義」の

典型的事例です。>

ということなのでしょう。さらに引用するならば:

<日本の教育機関の、"内輪の事情を優先して顧客を

不幸にしていく"プロセスは、政治や電力会社でも

おなじみの図式だ。

しかし、教育機関の方が、圧倒的にタチが悪い。

日本の未来は子供のたちの手にかかっているのに、

その未来自体を蝕んでいるからだ。>

まさに、今回の構造そのものですね。

何から手をつけましょうか、ね?

(*)

結局、中学校3校では案内チラシの配布が止められました。

校長会による判断、とのことですが、その背景には

教育委員会事務局の中からの否定的なメッセージも

あったようです。

小学校7校も同様にいったんは校長会にて、”足並みを

揃えて”配布しないことになったようですが、

その決定前に配布されていた六小に加え、我々のほうから

趣旨等につき説明をさせていただき、ご理解をいただいた、

三小、五小、七小のみ配布してもらうことができました。

以上の見解は、執筆者個人の意見であり、

特別に断り書きがある場合を除き、本会は

もちろん、執筆者が所属するいかなる団体・

組織をも代表した見解ではありません。