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2012年7月21日

市P連主催高校入試合同相談会にて 【中野 恵一

本日開催の高校入試合同相談会に顔を出させていただきました。

会場のキャパシティの関係もあり、都立高校限定ということ

でしたが、それでも改めて、選択肢が多岐にわたっている

(参考:学校分類の多様化)ことを実感しました。

これは、多様化が進む社会の中では好ましいことだと思います

が、その分、親子ともに、大変悩ましい状況でもあると思いました。

そういった中で、多数の保護者の皆さん、中学生が参加され、

各学校の特色ある説明を熱心に聴き、また個別にも相談されて

いた様子で、市P連としては初めての事業(昨年度の福生二中

おやじの会で実施した相談会がベースとなっていると思います

が)でしたが、非常に意義のあるものであったと思いました。

特に、従来、課題が多いと言われていた学校から、若い先生を

含めた多くの先生方が参加されて自校の魅力を熱心に伝えよう

とされていたこと、また、その先生方が最後まで残って、特に

頼みもしない中で会場の片づけまで丁寧にお手伝いをされていた

姿を通して、学校として大きく変容されている状況、そして

そういう環境での子どもたちの成長の様子が見えるようでした。

一方、昨年度は二中、今年度は一中を会場として実施された

ものの、いずれも、中学の先生方の姿はほとんど見ることが

できませんでした。

今回は市P連主催ということもあってか、一部の小中学校の

校長先生・副校長先生、それに市教育委員会事務局の方の

お顔はお見受けしましたが。

自分が、三年生の担任だったら、あるいは、進路指導担当で

あったら、多くの教え子の進路先である様々な高校の現状は

大変気になるものだと思います。

子どもたちも、会場で先生方の顔を見かけていれば、その後、

共感を持って相談に乗っていただこうということになるのでは

ないでしょうか。

もちろん、これだけ多岐にわたる学校があるので、個々に通じる

ことは難しいとしても、だからこそ、このように一堂に会する

機会はとても貴重で有効な場であると思うのですが。

私たち、家庭や地域が、そういった余裕さえもないように先生方

を追い込んでいるということなんでしょうか?

相談会参加校

秋留台高等学校 五日市高等学校 青梅総合高等学校

片倉高等学校 小金井北高等学校 小平南高等学校

上水高等学校 昭和高等学校 第五商業高等学校

多摩科学技術高校 多摩工業高等学校 拝島高等学校

八王子桑志高等学校 羽村高等学校 東大和南高等学校

福生高等学校 瑞穂農芸高等学校

以上の見解は、執筆者個人の意見であり、

特別に断り書きがある場合を除き、本会は

もちろん、執筆者が所属するいかなる団体・

組織をも代表した見解ではありません。