タイトル :低気圧接近通過時の降雪結晶と雪崩との関連について
研究分野 :雪氷現象
研究細目 :3 積雪の構造, 5降雪, 8雪崩
キーワード:短時間多量降雪による雪崩, 降雪結晶, 研究者と実践者との相互理解
代表コンビーナ:原田裕介(寒地土木研究所)
共同コンビーナ:上石勲(防災科研), 出川あずさ(日本雪崩ネットワーク), 松下拓樹(土木研究所)
趣旨 :2014年2月に関東甲信や東北地方で多発した雪崩災害など、発達した低気圧の接近通過時の多量降雪に起因する斜面積雪の不安定化および雪崩現象について、その実態は明らかになっていない。このスペシャルセッションでは、はじめに低気圧接近通過時における降雪現象、積雪として堆積した後の降雪結晶の振る舞いと雪崩現象との関係などについて、研究で取り組まれている内容および実務の現場で観察されている現状を報告頂く。つぎに、本テーマで現在把握できている内容、今後明らかにすべき課題、ならびに研究者と実務者が連携できる事項について、参加者と議論を重ねることを目的とする。なお、このセッションは、去る2月に急逝した池田慎二さんが取り組んでいた課題への遺志を継ぐものです。(日本雪氷学会 雪崩分科会日本雪工学会 雪崩防災委員会)