タイトル :積雪観測の現在的意義と新たな観測手法
研究分野 :雪氷科学, 雪氷現象, 雪氷圏と気候, 計測
研究細目 :1雪 氷物理, 2 雪氷化学, 3 積雪の構造, 4 積雪分布, 5 降雪, 6 融雪, 7 吹雪, 8雪崩, 9 着氷雪, 10 凍土, 15 水循環, 16 気候変動, 17 衛星観測, 18 計測技術
キーワード:積雪観測, スノーサーベイ, データアーカイブ
代表コンビーナ:杉浦幸之助(富山大学)
共同コンビーナ: 白川龍生(北見工業大学), 的場澄人(北海道大学),本谷研(秋田大学), 河島克久(新潟大学), 竹内由香里(森林総合研究所), 堀雅裕(宇宙航空研究開発機構), 原田裕介(土木研究所)
趣旨 :積雪観測は,各国で古くから実施されてきた.日本では,例えば気象庁をはじめとする観測網が構築されている.しかし,雪氷災害,積雪の物理特性や化学成分,さらに気候変動や水循環に関する研究を進めるうえで重要な積雪水量,積雪密度,積雪分布などは気象庁では観測されていない.積雪断面観測は積雪研究の基幹観測であり,現在では次第に洗練されてきている.また,衛星観測の進展もめざましい.近年は,サーモグラフィーや無人航空機を活用した観測例が報告されるなど,目的に応じて新たな観測手法が導入され,積雪を測る手法が多岐にわたっている.そこで本セッションでは,積雪観測に取り組んでいる各分野の研究者に研究活動を紹介していただき,各分野の相互理解や今後の連携活動を促進するための場を提供して,今後の展望について議論することを目的とする.