タイトル :rain-on-snow:積雪時の降雨と災害
研究分野 :雪氷現象, 建物と雪
研究細目 :6 融雪, 8 雪崩, 28屋根雪, 25 建築構造
キーワード:Rain-on-snow event, 積雪, 降雨, 融雪, 透水係数, 雪崩災害
代表コンビーナ:高橋徹(千葉大学)
共同コンビーナ: 河島克久(新潟大学), 飯倉茂弘(鉄道総合技術研究所), 千葉隆弘(北海道科学大学)
招待講演 :石井吉之(北海道大学:その1)喜々津仁密(国総研:その2)
趣旨 :積雪時に発生する降雨現象は、欧米ではrain-on-snow event (ROS)と呼ばれ、比較的少ない雨量であっても大きな災害を引き起こすことがあるため、古くから欧米ではROSによる洪水災害に強い関心がもたれてきた。日本でもROSは以前から雪崩のトリガーとして注目されており、近年では2014年の関東大雪を契機として建物への影響が議論されるなどの動きがある。
本セッションの前半ではROSおよびそれに伴う災害に関する研究を募り、ROS時の融雪・積雪内浸透・流出等のプロセスやROSと災害の関係などについて理解を深め、今後の研究の必要性や方向性を議論する。(その1) 後半では、2014年の災害を契機として行われた国交省の建築基準整備促進事業による実大長屋根や模型屋根を用いた実験による成果をまとめて公表するとともに、今後の課題や展開の可能性について、フロアとともに考えていきたい。(その2)