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水生生物を調べよう・調査の仕方(1)
水生生物を調べよう・調査の仕方(1)
受け網
1~2mm程度の目の布網がよい。
目が同じ程度であれば家庭用のザル、園芸用のフルイ、釣り用の手網でも代用できます。
テキスト
例えば環境庁水質保全局のものや、指標生物のカラー写真があるシートなど、生物の絵や図は水にぬれないようにビニールで包んでおきます。
えんぴつ
水にぬれると書きにくくなる筆記具があるので必ず「えんぴつ」を使います。
記録用紙
左図のような様式の記録用紙。
現地では紙ばさみにはさみ、風で飛ばされないようにします。
バット
ピンセット
ルーペ
バケツ
温度計
理科室にあるものを先生からお借りします。
場所に適した川
川は、大きくても小さくてもかまいません。
水深が30cm前後で流れが速い。(流速30~40cm/秒くらい)
川底にこぶし大から頭大の石が多い。
岸から少し離れたところで行 う。
さけた方がよい川
川底が一面コンクリート。
ヨシなどが川幅全体をおおっている。
海水が混じりあったところ。
水の流れのないところ。
毎年調査をしようとする場合には、同じ時期に同じ場所で調査をするようあらかじめきめておくと水質の変化がわかります。なお調査の前の数日の間に雨が降って増水 した場合には、危ないし、また、生物が流されてしまっていることがありますので、 雨の降る前の状態に戻るのを待って調査します。
1年間を通して調査をする場合には各季節ごとに1回調査するのが理想的です。1 回しか調査しない場合には大きくなった水生昆虫の多い春(3~5月ごろ)が最適ですが夏でも可能です。