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化学的に調べよう
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pHをはかる
pH(ペーハーあるいはピーエイチ)は、水素イオン濃度といって水の酸性・中性・アルカリ性を示す数値です。pH7が中性でそれよりも数字が大きくなると(pH10など)アルカリ性、小さくなると(pH3など)酸性になります。
川や湖が極端に酸性化すると、水は大変澄んできれいになりますが、そこには一匹の魚などの生物がいない死の水になります。川や湖の水が強いアルカリ性を示す場合は、近くに強アルカリの廃液をだす場所があると考えらます。
CODをはかる
CODとは化学的酸素消費量です。水の汚れを知る上で重要なめやすとなるものとして、水の中の有機物の量があります。この有機物の原因にはプランクトンや、台所からの排水、家畜のし尿などがあります。この有機物の量を測定する方法として、酸化剤を使います。水の中に強い酸化剤を入れると、酸化されやすい物質(有機物)が酸化されていきます。この酸化に必要な酸化剤の量を酸素の量に換算して表したものがCODです。つまり、CODというのは水の中の有機物という汚れの原因の多さを表すものです。CODの汚れのめやすとして1ppm以下が、ヤマメやイワナの住むきれいな渓流。10ppm以上は下水・汚水です。
NO2(亜硝酸性窒素)をはかる
亜硝酸は有機物の多い汚れた水に含まれ、酸素が結びついて硝酸に変化します。この時、水中の酸素を多量に消費するので、亜硝酸性窒素が多量に含まれると、酸素が著しく少なくなり、魚などの生物が窒息死してしまう。
PO4(リン酸性リン)
リンは水を富栄養化する原因物質で、その供給源は生き物の死がい、農薬、家畜のし尿などがあります。