先端科学研修・地学分野
実施日:令和7年 10月 23日(木)
実施日:令和7年 10月 23日(木)
本日は琉球大学 名誉教授 古川雅英先生に来校してもらい研修をしていただきました。テーマは、「地学のすすめ~探検と科学~ 」です。
本研修では、「地学」をテーマに、地球や宇宙を対象としたスケールの大きな学問の魅力と、最先端の研究現場について学びました。地学は、空間的にも時間的にも非常に大きなスケールを扱い、地層・気象・海洋・宇宙など、地球を取り巻くあらゆる自然現象を対象とする学問です。その特色から、生徒たちは地学がもつ広がりと奥深さを実感していました。
講義ではまず、地学を専門的に学べる大学が全国でも40~50校と限られていることや、気象大学校、福井県立大学恐竜学部などの特色ある学部・学科が紹介されました。選択肢が限られている一方で、高い専門性を持つ分野であることが強調されました。また、大学で地学を学ぶためには、数学・英語・物理といった基礎学力が不可欠であることが示され、生徒たちは進路を見据えた学びの重要性を再認識していました。
後半では、講師ご自身の研究活動として、台風観測のために小型機で台風の目に入りドロップゾンデを投下する研究、海洋観測船による海底地形や資源の調査、沖縄の赤土形成をめぐる中国・アマゾン川での調査体験など、迫力あるフィールドワークのエピソードが紹介されました。生徒からは「地学は教室の中だけの学問ではない」と驚きの声が上がりました。講義では、「新しい観測データ」と「物理的モデリングの高精度化」を往復する研究の重要性や、高校での探究活動においてスケール感を意識する大切さも語られました。研修後には、地学への見方や基礎科目への意識が変化したという感想が多く寄せられ、地学を将来と結びつけて考える貴重な機会となりました。