探究活動を始める前に、クリティカル・シンキング、データの表現、統計の基礎などについて実践的に学びます。その後、生徒自身の興味関心をもとにグループを編成し、探究するテーマについて検討していきます。
1年生で編成したグループのまま、2年生では実際に探究活動を行います。年間3回の校内発表会には大学や企業の方々など様々な専門家を招いて、アドバイスを頂きながら探究を深めていきます。また、学会やコンテストなどにも積極的に参加してより専門性を高めていくこともできます。 また、理数科では「東京つくば研修」にて先端研究施設等で実地研修を行い、理数系分野(特に理工系)の知的好奇心を掻き立てるとともに、イノベーションの土台となる知識を習得していきます。国際英語科では「台湾研修」で台湾文化・社会課題の実地研修を行い、総合科学分野の知的好奇心を掻き立てるとともに、イノベーションの土台となる知識を習得していきます。
「論文作成ガイドライン」を用いて、研究論文の書き方について学んだ後、各グループで「文理学際探究Ⅱ」の研究結果を論文形式にまとめる。研究要旨は日本語及び英文でまとめ、論理的思考力・表現力を養います。優秀な作品はコンテスト等へ応募し、研究の質をさらに向上させる機会をつくっていきます。
本校SSクラブの生徒を中心に、タイのシーナカリンウィロート大学オンカラックデモンストレーションスクール(ODS)の生徒と共同研究を行っています。オンラインを活用して、テーマ検討や研究計画の立案、研究データの共有などを行いながら共同していきます。また、海外サイエンス研修と連動して研究を進めることで、より協働的な研究体制を整備する。研究指導体制は、本校SSクラブ顧問とODSのの教職員を中心として、タイでは国立科学博物館、沖縄では沖縄科学技術大学院大学(OIST)が研究サポーターとして研究のサポートを行っています。研究の成果は国内外のコンテストや学会で発表を行い、研究の深化を図ります。
4泊5日程度の日程で海外現地の高校との研究発表交流会や共同サイエンスプロジェクト、科学授業の受講、研究施設での研修等を通して、科学英語運用能力や論理的思考力・表現力の向上を図ります。また、本研修は海外生徒共同研究と連動させることで、現地高校生と共同したデータ収集や研究内容の議論を行い、研究を深化させていきます。
日本・台湾・タイの3カ国をオンラインで繋いで、3カ国合同の研究発表会を行います。研究だけでなく、各国の学校や文化についても紹介しあうことで多文化理解にも繋がっています。
県内のインターナショナルスクールと連携して、多国籍チームでサイエンス課題に挑戦します。課題解決を通して創造力や論理的な思考力・表現力、チームでの協働力を養います。
第一線で活躍している科学者・研究者による講義を設定し、研究倫理や科学技術の果たす役割・意義、科学に関する最先端の知識・技術等について学習する。分野は物理・化学・生物・地学・数学・情報の6分野で行います。
球陽中学と連携しながら授業外でもさらに探究活動を深めていきたい生徒たちが放課後集まって活動を行っています。大学や企業と連携した研修や海外との共同研究など、専門性を高めていきます。
中学校段階では「総合的な学習の時間」を用いて、高校で行う「文理学際探究Ⅰ」及び「文理学際探究Ⅱ」の内容を先行実施することで、生徒たちの知見を広げ、主体的な探究心と科学的思考力・表現力の育成を目指します。また、中学生が高校生の発表会に参加できる体制を整えることで、先輩から学ぶ機会を創出します。
球陽中学校・高校生が琉球大学と和信化学工業株式会社と合同で共同研究を行う中で、研究のノウハウや共同研究に必要なコミュニケーション能力等のスキルを養います。
大学や研究機関で活躍している外国人研究者と、研究について直接英語でやりとりする経験をすることで、科学英語運用能力を向上させます。また、女性研究者を招聘することで理系女性のロールモデルの普及・啓発を行います。
本校ALTと理科教員が協働して開発したオールイングリッシュの科学実験を行うことで、実験スキル及び科学英語運用能力を高めます。
サイエンスについて特定のテーマで英語表現活動に取り組み、科学英語運用能力を高めます。さらに、その活動を通して、コミュニケーションツールとしての英語を使うことの意義を理解させ、異文化コミュニケーションの素地を築いていきます。
県外SSH指定校の生徒との研究交流等を通して、研究に対するモチベーションやコミュニケーション能力及び発表力を高めるとともに、本研修を通して幅広い科学的素養を身に付けます。
沖縄島中北部地域の自然環境でフィールドワークを実施し、郷土の自然環境に対する幅広い知見を身に付けます。事前学習では、沖縄島の地史や植生について理科の授業を用いて学習し、事後学習ではフィールドワークで調査した結果を野外実習新聞としてまとめます。
探究活動の指導に必要なスキルやマインドだけでなく、より分野個別的な内容については課題研究担当者を対象にして研修を行っています。特に分野個別的な内容については、琉球大学や民間企業等から各分野の講師を招き、専門的な研修体制を整備することで、指導教員のスキル向上を図っています。