「Ant Link Project」は、沖縄県立球陽高等学校・球陽中学校とタイ・シーナカリンウィロート大学オンカラックスクール(ODS)の連携による国際共同研究プロジェクトです。アリを題材とした生物多様性と環境指標に関する比較調査を通じて、日タイの高校生が科学的リテラシーや探究力、国際的視野、協働力を育むことを目的としています。本校はSSH第Ⅲ期の指定を受けており、本プロジェクトは「探究活動高度化プログラム」および「グローバル探究」推進の中核を担っています。
・Ant Link in Thailand (2025.1.6~1.11)
・Ant Link in Okinawa (2025.8.18~8.26) 予定
・Ant Link in Thailand (2025.9.29~10.4) 予定
【2025年度】
8月18日(月)〜26日(火) Ant Link in Okinawa
タイの生徒5名と引率教諭1名が来校します。
生物部とタイの生徒によるアリ共同研究
本共同研究の目的は、身近な昆虫であるアリを題材に、日本(沖縄)とタイなどの異なる自然環境におけるアリの多様性や分布を比較・分析し、アリを環境指標として活用する意義を学ぶことです。
アリは環境の変化に敏感に反応することから、生態系の健全性を評価する指標生物として世界的に注目されています。Ant Link Projectでは、森林、公園、草地など多様な生息環境でのフィールド調査を行い、地域ごとの生物多様性と環境要因との関係を明らかにします。
生徒たちは、アリの採集・同定・データ解析・考察・発表までのすべての工程に主体的に取り組むことで、科学的探究力を育み、国際的な共同研究を通じた学びの意義を体験的に深めます。