学長座談会(20220705)

学長と他大学の薬学部以外の大学から本学の博士課程に進学した大学院生との座談会を実施し、進学の動機や将来の希望、本学の印象、後輩へのエールなどいろいろお話を伺いました。

参加者:

他大学から本学大学院博士課程に進学した理由は?

学長:前澤さんと冨田くんは、他大学、それも薬学部ではない学部からの進学ですよね?

副学長:岐阜薬科大学をどこで知って、どうして岐阜薬科大学大学院に行こうと思ったのですか?

前澤さん:私は、横浜市立大学看護学科を卒業後、大学院で修士の学位を取りました。その後、看護師として働いていましたが、そのときに医薬品の副作用に関連した研究がしたいと思うようになりました。そのような研究を行っている大学院を調べたとき、岐阜薬科大学が、この分野の論文も多く、実績を挙げられていることを知り、現在所属している医薬品情報学研究室の中村先生に連絡させて頂きました。

学長:将来、どのようなことやってみたいと考えているのですか?

前澤さん:博士の学位を取りたいというのが最初にあり、進学を決めました。一度、自分のリサーチクエスチョンに基づいた研究をやってみたいと思っていたので、まずは、しっかり研究に取り組み、学位を取得したいという思いが一番です。

副学長:冨田くんは、どうですか?

冨田くん:私は、麻布大学生命環境科学部で環境毒性の研究を行っていました。もともと、岐阜薬科大学は知っていました。衛生学研究室の見学に来たとき、本学の基本理念であるグリーンファーマシー、ヒトと環境にやさしい薬学っていうのを知り、以前の僕のバックグラウンドとのつながりを感じたことから、岐阜薬科大学に大学院進学を決めました。

また、今までと少し違う分野で、もっと自分のスキルや知識の幅を広げたいなとも思っていました。

副学長:将来どうしたいと思いますか?

冨田くん:将来、アカデミアで研究をし、自分みたいに研究に興味を持っている人に、いろいろな経験ができる環境を提供する側になれたらと思っています。今は、それが一番の将来の目標です。

岐阜薬科大学の印象は?

学長:実際、本学は単科大学ですが、大学の大きさなどの観点から印象はどうですか?

前澤さん:キャンパスが大きい、小さいで、あまりメリット、デメリットは感じていません。

冨田くん:一つの建物に研究に必要な機器が全てそろっていることで、逆に研究する上での便利さを実感しています。また、岐阜大学に隣接しているため、相互に協力しやすく、研究をするにはとても良い環境だと思っています。

後輩への進学のすすめ

副学長:今、大学院の支援を充実させていますが、どうですか? 後輩にドクターコース進学をすすめるポイントみたいなところがあれば教えてください。

冨田くん:本学は経済支援みたいなところがすごく充実しているので、あまりその辺は怖がりすぎなくてもいいのかなって思っています。あとは、思い切りみたいなところですかね。迷っているのであれば、挑戦してみるのもいいのかなと思います。

前澤さん:医療系の学生は、だいたい同じレールの上を進むので、私としては、自分と周りをどうやって差別化していくかと考えたとき、学位を取るっていうのが、一番大きかったです。岐阜薬科大学の学生さんは、レベルの高い研究しているので、博士の学位取らないともったいないなと思っています。

副学長:入学したときは、みんな研究とかいろいろ興味を持っているけれどね。

学長:二人とも素晴らしいよね。人と違う自分を築いていきたいとか、迷うのだったら挑戦しろとか。迷ってる人は結構いるんですよ。これからは100年時代って言われて、70歳ぐらいまで働くので、その間いろんな経験をしていかないとね。

副学長:今日は、いろいろお話しいただきありがとうございました。

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