サンプル

Edenではオシレーターの替わりにサンプルデータをサウンドの作成に使用することができます。サンプルを使うには、オシレーターページで「モジュレーション(MOD)」コントロールのタイプ(Type)をサンプル(SAMPLE)に設定します。

既存のサンプルデータを使うにはロード(LOAD)ボタンを押します。

録音(REC)ボタンを使うと、マイクによる録音や、曲のリサンプリングによって、新規にサンプルを作成することが可能です。

エディット(EDIT)ボタンを押すと、読み込んだサンプルを編集することができます。

サンプル素材は、音量の幅にばらつきのあることが多いので、レベル(LEVEL)ノブを使ってサンプルの音量を調整してください。他のプリセット音色に切り替えた際に違和感のないよう、サンプルのレベルをセットするのが良いでしょう。

サンプルの再生音域は、通常の速度で再生する場合、鍵盤では中央のC(※いわゆるドの位置、C4)に設定されます。これを半音単位で変更するにはトランスポーズ(TRANSEPOSE)コントロールを、より細かく変更するにはピッチ(PITCH)ボタンをそれぞれ使ってください。

ループ(LOOP)とディレクション(DIRECTION)コントロールについて、ここでは簡単な例を挙げるに留めます。サステインの掛かったサンプル(例:ストリングスなど)で問題が生じた場合、ディレクションコントロールでFWD+REVまたはREV+FWDを試してみてください。※4つの矢印インジケータのうち、上下どちらか2つが点灯した状態

サンプルのスライス

スライス(NOTE SLICE)設定がオフの場合、それぞれの鍵盤はサンプルを適切なピッチで再生します。音階楽器(例:ピアノ)などのサンプルを使用する場合に適した設定です。

スライス(NOTE SLICE)設定が1から64までに設定されていると、鳴らす鍵盤を変えても再生ピッチは常に同じですが、サンプルの再生される開始位置が異なります。リズムループを細かくしたり、再アレンジしたりするのに便利です。また、ボーカルサンプルなどで使うと面白い効果が得られます。

スライス設定を使うと、C1の鍵盤(一番低いCの1オクターブ上)にスライス1、C#1にスライス2、D1にスライス3~の順にサンプルが割り当てられます。

使い方のコツ:NanoStudioはスタンダードMIDIファイル(SMF)を使ってスライスループをさまざまなテンポで再生できます。SMFのどれかをソングエディターに読み込み、パターンエディタで音程を変化させることで、ループサンプルのアレンジに用いることが可能です。