アンプ

ほとんどの楽器において、演奏されるサウンドの音量レベルは時間とともに変化します。たとえば、クラッシュシンバルは最初に大音量で鳴り、時間がたつとゆっ くりと音量が下がります。ヴァイオリン(弓でソフトに奏する場合)は最初に音量が増加していき、しばらく一定のレベルを保持した後に減衰していきます。

アンプエンベロープ(AMP ENVELOPE)は、演奏されたサウンドのボリューム変化を決定するコンポーネントです。

各コントロールの働きは以下のとおりです:

  • アタックレート(Attack Rate、ATTACK)-発音されてからどのくらい早くエンベロープが最大となるかを設定

  • ディケイレート(Decay rate、DECAY )-最初にピークに達した後、エンベロープがどのくらい早くサスティーンレベルにまで下降するかを設定

  • サスティーンレベル(Sustain Level、SUSTAIN)-鍵盤がリリースされるまで、エンベロープが維持するレベルを設定

  • リリースレート(Release Rate、RELEASE)-鍵盤がリリースされたら、どのくらい早くエンベロープが下降するかを設定

  • アマウント(AMOUNT)-エンベロープ全体のボリュームを設定

  • インバート(INVERT)-エンベロープ出力を、最小のカットオフではなく、最大で開始・終了するように反転

ポリフォニー(POLYPHONY)コントロールは、Edenが同時に演奏できる音の最大数を設定します。それほど多くの音を同時に鳴らす必要がなければ、必要な最低の数に設定することでCPUの負荷を減らすことができます。

ポリフォニーを「1-Mono」に設定すると、同時に発音できるのは1音だけに制限されます。この設定を使うと、1つの鍵盤を押さえたまま別の鍵盤を押さえることで、すばやいシンセソロなどを演奏することが可能となります。

ポリフォニーを「1-Glide」に設定すると、(またはポルタメント)で演奏できるようになります。グライドではMono設定と同様、同時に演奏できる音は1音までとなりますが、ある音から次の音までの間は滑らかにつながって演奏されます。グライドタイム(GLIDE TIME)ノブでは、次の音に達するまでの時間量を設定します。

センド1(SEND 1)コントロールでは、Edenの出力をどの程度ミキサーのセンド1バス(デフォルトではリバーブエフェクト)に送るかを設定します。

センド2(SEND 2)コントロールでは、Edenの出力をどの程度ミキサーのセンド2バス(デフォルトではコーラス/ディレイエフェクト)に送るかを設定します。