LFO/Aux エンベロープ

LFOは低周波発振器(Low Frequency Oscillator)の略です。LFOはサウンドオシレーターのような波形を作り出しますが、サウンド自体を作成するのではなく、サウンドに変化を与えるために使われる点で、サウンドオシレーターとは異なります。LFO周波数(サウンドに変化を与える割合)は、人間が耳で聞くことのできるサウンドオシレーターの周波数20Hz~20kHzよりも、ずっと低い0~20Hzが使われている点も違いとしてあげられます。LFOは一般にビブラートを生成するのに使われます。時間の変化に合わせ、連続してピッチを上下させることでビブラートを作り出します。

Edenは4つのLFOを備えています。パッチベイ(別項で解説)から、各LFOでどのプリセットをコントロールするか設定します。バッチベイ画面で使われているのはビブラートの例で、LFO 1でピッチをコントロールしています。

ボタンを使って編集したいLFOを切り替えます。どのLFOが選ばれているかは、番号のそばにあるLEDの点灯によって示されます。

+-ボタンでLFOの波形を選択します:

  • サイン波(Sine)-滑らかに変化する波形。

  • 矩形波(Square)-最小値と最大値の間を瞬時に跳躍する波形です。

  • 上昇ノコギリ波(Saw Up)- 波形は最大値まで傾斜を滑らかに上昇し、鋭く最小値まで下降する波形です。

  • 下降ノコギリ波(Saw Down)- 波形は最小値まで傾斜を滑らかに下降し、鋭く最大値まで上昇する波形です。

  • 三角波(Triangle)-最大値と最小値の間を、傾斜をつけて進む波形です。

  • ランダムステップ(Rand Step)-乱数によって不規則に値が変化する波形です。

  • ランダム傾斜(Rand Ramp)-乱数によって傾斜をつけながら、不規則に値が変化する波形です。

ディレイ(DELAY)ノブは、鍵盤をホールドした際、どのくらいすばやくLFO量を増加させるかを決定します。

アマウント(AMOUNT)ノブは、(パッチベイによって選択した)コントロールパラメーターにどれだけのLFO出力を割り当てるかを決定します。

レート(RATE)パラメーターはLFOのリピート量(つまり周波数)を操作します。

シンク(SYNC)ボタンをタップすると、次の3つのモードが切り替わります:

  • オフ(LED点滅なし)の状態-LFOは連続して機能します。

  • キー(KEY)-発音し始めると、LFOは波形サイクルの最初にリセットされます。

  • ビート(BEAT)-波形の速度と位相(位置)をシーケンサーのテンポに同期します。レートパラメータを操作してビートを設定します。

AUXエンベロープ(AUX ENVELOPE)は、パッチベイ経由でプリセットのパラメータを操作するために設定される、汎用エンベロープです。エンベロープの各パラメーターについては、アンプの項目をご覧ください。