1703.自動車安全化技術
1.調査テーマ
自動車安全化技術の出願動向調査
2.調査目的
衝突を回避する自動ブレーキ機能や自動運転が話題になっているので、今回は自動車安全化技術に関する技術開発の現況および今後の動向について調べることとした。
3.調査対象
使用DB :SRPARTNER
対象公報:公開特許公報
対象期間:2011年1月1日〜2016年12月31日の発行
対象技術 : 自動車安全化技術
4.概要
自動車安全化技術に関する公報件数は、2014年から増加傾向を示しており、当面は次の技術が重要になると思われる。
車両用衝突予知
衝突防止システム
自動制動
駐車時の自動運転
本テーマに関係している出願人数も、2014年から増加しており、当面は特に次の出願人の動向が重要になると思われる。
トヨタ自動車株式会社
株式会社デンソー
上記のトヨタ自動車、デンソーは共に前方衝突予知と警報,表示に注力しているようである。
新規技術を調べた結果によれば、障害物検知の精度向上、衝突時の悪影響防止、異常時に停止させる場合や停止させた後の制御など、細かい改良に移行しているようであり、これらの安全化技術は実用化段階に入ったようである。
なお、その他の企業も次の技術に注力しているようである。
[車両用衝突予知]
三菱電機株式会社
富士通テン株式会社
[前方衝突予知]
本田技研工業株式会社
富士重工業株式会社
[警報,表示]
パナソニックIPマネジメント株式会社
クラリオン株式会社
[その他の車両用衝突予知]
日産自動車株式会社
アイシン精機株式会社
[停止・発進時の自動制動・制動解除]
株式会社アドヴィックス
日立オートモティブシステムズ株式会社
[離れた障害物の検知による制動]
富士重工業株式会社
[車両後方等の監視;周囲の死角監視]
本田技研工業株式会社
日産自動車株式会社
富士通テン株式会社
アイシン精機株式会社
クラリオン株式会社
[駐車時の自動運転]
日産自動車株式会社
本田技研工業株式会社
日立オートモティブシステムズ株式会社
株式会社アドヴィックス
[クルーズコントロール]
アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
[車間距離制御]
富士重工業株式会社
マツダ株式会社
三菱自動車工業株式会社
また、新規参入企業としては、次の出願人が目立っていた。
パナソニックIPマネジメント株式会社
日立建機株式会社
ローベルトボッシュゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング
トヨタモーターエンジニアリングアンドマニュファクチャリングノースアメリカ,インコーポレイティド
※ 作成した図表は62図と12表